波瑠が主演を務め、高杉真宙が共演する4月12日スタートのドラマ『わたしのお嫁くん』(フジテレビ系/毎週水曜22時)より、竹財輝之助と古川雄大の出演が発表された。2人は高杉演じる山本知博の兄役を演じる。

【写真】原作でも人気の“お兄ちゃんズ”を演じる竹財輝之助&古川雄大

 講談社「Kiss」で連載中の柴なつみによる同名漫画を実写化する本作は、仕事を完璧にこなし、同僚たちからも憧れの存在でありながらも“ズボラ女子”の一面をもつ主人公・速見穂香(波瑠)が、あることをきっかけに、会社の後輩で家事が圧倒的に得意な“家事力最強男子”山本知博(高杉真宙)を嫁に迎えるという“社会派ラブコメディー”。

 竹財が演じるのは、山本知博の兄・正海(まさみ)役。三兄弟の長男である正海は、年が離れた知博のことを忙しい母親に代わり育ててきたこともあり、「お兄ちゃんの中では、まだ山本知博くん6歳だっ!」と、幼く無邪気な頃の面影を今でも重ね合わせて見ている。そんな我が子のように溺愛している弟が、会社の先輩である速見とルームシェアをすると聞いて、気が気でない状態に…。

 『仮面ライダー剣』(テレビ朝日系)で俳優デビューして以降、連続テレビ小説梅ちゃん先生』や『半沢直樹』(TBS系)、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』といった数多くの話題作に出演してきた竹財は、今回の正海役について「父親であり、母親であるという現実味を持たせるのが大変そうな役」と評し、「作品の良いスパイスになれるように楽しみます」と語っている。

 古川が演じるのは、知博のもう一人の兄で、山本家三兄弟の次男・薫(かおる)役。兄・正海が知博に対して心配し過ぎる姿を見て「乾いた煎餅みたいにカッチカチ。もっとこうふわふわっとラフに生きなよ」と諭すなど、真逆の性格の持ち主だ。自身は知博に対して放任主義なところがあり、正海からは「お前は知博を甘やかせすぎだ」とツッコまれることも。それでも独特の世界観を持ちながら、いつも弟のことを気に掛けている。

 これまで『エリザベート』『ロミオジュリエット』『モーツァルト!』ほか数々のミュージカルで抜群の歌唱力を披露する一方、連続テレビ小説『エール』や映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』などさまざまなドラマや映画に出演してきた古川。自身が演じる薫について「兄の正海が厳しい父親、僕が演じさせていただく薫は甘やかす母親のような役割だと思います。薫は陰で二人の恋の行方を支え、アドバイスする優しい人物でもあります」と説明し、「原作を読ませていただいて、とても柔らかくセクシーで、少しナルシスト感のある印象を受けました。そんな薫を僕なりに演じられるように努めます」と抱負を語っている。

 ドラマ『わたしのお嫁くん』は、フジテレビ系にて4月12日より毎週水曜22時放送(初回15分拡大)。

※竹財輝之助・古川雄大コメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■竹財輝之助(山本正海役)

・今作の出演オファーを受けてどう思いましたか。

オファーを頂けただけで光栄です!すごくうれしかったですし、精いっぱい楽しみながら頑張りたいと思いました。台本もとても面白く読ませていただきました。テンポが良いドラマになりそうなので一視聴者としても観(み)るのが楽しみです。僕もあんなお嫁くんほしい。

・山本正海というキャラクターの印象は?

極度のブラコンですね(笑)。父親であり、母親であるという現実味を持たせるのが大変そうな役ではありますが、弟の薫と一緒に、知博のバックボーンを感じさせたいと思っています。

・視聴者へメッセージを。

女性に共感してもらえるドラマになると良いなと思っております。山本家としては、作品の良いスパイスになれるように楽しみますので皆様も楽しんで観ていただけるとうれしいです。

古川雄大(山本薫役)

・今作の出演オファーを受けてどう思いましたか。

『わたしのお嫁くん』に参加できることがとても幸せです。原作と台本を読ませていただいて、まず主人公二人の設定が面白い!と思いました。一見、完璧人間の速見さんが苦手な家事、それを補う後輩の山本の存在、そして契約を結び同棲していく。お互いが補い合い、それぞれが成長していく物語の展開に期待しながら、感動をもらいました。速見さんと知博の2人が補い合い成長していく過程での気付きが、我々に向けて大きなメッセージを与えてくれると思いました。そして僕や兄の正海を含む、2人を取り囲む個性豊かなキャラクターたちが、この世界観をよりポップに親しみやすくしてくれる印象です。

・山本薫というキャラクターの印象は?

山本家の長男・次男は、知博のお父さんとお母さんのような役割を担っているのかなと思いました。兄の正海が厳しい父親、僕が演じさせていただく薫は甘やかす母親のような役割だと思います。薫は陰で二人の恋の行方を支え、アドバイスする優しい人物でもあります。原作を読ませていただいて、とても柔らかくセクシーで、少しナルシスト感のある印象を受けました。そんな薫を僕なりに演じられるように努めます。

・視聴者へメッセージを。

他に類を見ない、新しいラブコメディーだと思います。たくさんの笑いと感動を受け取っていただけたらうれしいです。劇中には現代における男女の役割について問いかけるメッセージがあり共感できる部分がたくさん散りばめられています。放送を楽しみにしていただけたらと思います。

■中野利幸(プロデュース/フジテレビ ドラマ・映画制作部)

竹財さんは原作でも大人気キャラクターの“お兄ちゃんズ”!家族愛があふれて、時には暴走してしまう長男役をちゃめっ気たっぷりに演じていただくには竹財さんはピッタリだと思います。ご本人の公式ホームページにもお茶目なところが特徴的な、エロ甘系イケオジ俳優とうたわれています。変幻自在に役をこなす竹財さんの魅力をこのドラマでさらに爆発させてほしいと思っています。

そして古川さんは舞台上での妖艶な古川さんを見て、次男役は彼しかいないと思いました!容姿端麗なのに、ジョークも飛ばせるスマートさ。原作の次男は、軽やかに、しなやかに身をこなすイメージですが、まさに舞台上の古川さんはチョウのように舞い、生き生きと歌い踊っていました。パティシエ役であり、バラをくわえて登場するような原作の雰囲気を体現するにはドンピシャだと思っています。ぜひ原作と比べながら楽しんで下さい。

ドラマ『わたしのお嫁くん』に出演する(左から)竹財輝之助、古川雄大 (C)フジテレビ