負傷離脱中だったバルセロナ所属のスペイン代表MFペドリが、実戦復帰に近づいているようだ。13日、クラブ公式サイトが同選手のトレーニングへの部分合流を伝えた。

 今シーズンのラ・リーガで首位を快走し、4年ぶりのラ・リーガ制覇への期待も高まっているバルセロナヨーロッパリーグ(EL)では決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)で敗退の憂き目に遭ったが、コパ・デル・レイではベスト4に進出。スーペルコパ・デ・エスパーニャを含めた3冠達成の可能性も残している。

 そんなバルセロナは、19日のラ・リーガ第26節で本拠地にて“宿敵”レアル・マドリードと対戦。また、4月5日にはコパ・デル・レイ準決勝セカンドレグで再びレアル・マドリードと激突する。今シーズンのタイトル争いの大一番となる“クラシコ2連戦”を控える中、バルセロナの頼れる“背番号「8」”がピッチに戻ってくることになりそうだ。

 ペドリ2月16日に行われたEL・ラウンド16ファーストレグ、本拠地でのマンチェスター・U戦で右足の大腿直筋を負傷。試合後の検査の結果、1カ月程度の戦線離脱が見込まれていた。その後の状態が心配されていた同選手だが、バルセロナの発表によると、13日に行われた全体トレーニングに部分合流を果たしたという。具体的な復帰時期については明かされていないが、順調な回復を見せているようだ。

 同選手は今後もトレーニングを重ね、実戦復帰に向けて調整を進めていくと見られている。『アス』は、ペドリが今後も順調に回復した場合、19日に控える“エル・クラシコ”で先発に復帰する可能性もあると指摘。70分間から75分間のプレーが可能であると伝えている。

 バルセロナペドリが欠場した直近6試合のうち、5試合で1得点のみに留まっており、攻撃力に課題を抱えている。バルセロナの中盤で重要な役割を担うペドリの復帰は、大一番に臨むバルセロナにとってはこれ以上ない朗報と言えるだろう。

ペドリが実戦復帰に近づく! [写真]=Getty Images