総合人材サービスのパーソルグループで、BPOヘルプデスクコールセンターのアウトソーシングなどを手掛けるパーソルワークスデザイン株式会社(本社: 東京都豊島区、代表取締役社長: 平林 由義、以下パーソルワークスデザイン)は、2023年2月27日(月)~3月1日(水)に都市部企業向け越境学習プログラムのモニターツアーを北海道釧路市阿寒湖温泉地区で実施しましたのでお知らせします。

本モニターツアーは、釧路市より受託している「釧路市ワーケーション推進事業業務委託」の取り組みの一つで、キャリアアップやリスキリングを目的とした「Work×Education」の越境学習プログラムを開発、東京都内の企業から5社7名が参加しました。企業の壁を越えた交流や、北海道阿寒湖温泉地区ならではのアイヌ民族と現地の人々が培ってきた多様性や共生・共存を体感するプログラムを通し、参加者は自分を見つめ直す自己成長の機会となりました。

また地域事業者との意見交換会では、観光資源の高付加価値化によって、企業研修を誘致するための具体的な施策やアイデアについて、有意義なディスカッションが交わされました。これらを通して、地域産業の活性化や関係人口の増加を目指しています。

(左から)(一財)前田一歩園財団の「森の案内人」による「光の森」での散策。阿寒の大自然の中に身を置き、異なる文化や価値観に触れながら、自分を見つめ直す参加者たち/氷点下阿寒湖氷上フェスティバル「冬華火」。研修最後を締めくくる思い出となった/阿寒アイヌコンサルン理事長 廣野 洋氏によるアイヌ文化のストーリーテリングの様子

非日常の空間で、異文化や価値観に触れ、多様性と共生・共存を体感。企業誘致に向けた、地域事業者との意見交換会も実施。
観光庁が行っている観光産業の支援施策の中でも、令和5年度「地域一体となった観光地・観光産業の再生・高付加価値化」事業は特に注目を集めています。そして、観光地の高付加価値化の実現には、訪問者に対し、地域の歴史や文化の成り立ち、自然との関わり、それらを守ってきた地域の人々の取り組みを深く知る機会を提供し、体感してもらうことが必要不可欠です。

今回、当社が開発した越境学習プログラムは観光地の高付加価値化につながる体感型プログラムであり、“前田一歩園財団とアイヌ文化から考える「多様性と共生・共存」”をコンセプトに、価値観を重ねながらひとつの目的を実現する過程や結果を体感できる仕組みです。これにより、企業の壁を越えた交流を通し、参加者のキャリアアップやリスキリングを目的とするとともに、地域産業の活性化や関係人口の増加を目指します。

本プログラムでは、ワークショップ、アイヌ文化のストーリーテリング、前田一歩園財団の「森の案内人」と一緒にしか入れない「光の森」(トレッキング)、地域関係者との意見交換会などを実施しました。フリータイムには、阿寒湖氷上に打ち上げられる冬華火やワカサギ釣りなど、参加者は各々、阿寒湖温泉地区ならではの旬のアクティビティに参加しました。

「光の森」散策では、壮大な白銀の世界に身を置きながら、前田一歩園財団が大切にする価値観や取り組みを学びました。アイヌの人々の生活を守るために、土地を無償で提供するなど、北海道の自然環境の保全とその適正な利用に貢献してきた同財団の話に熱心に耳を傾け、トレッキングで大自然に触れ、活き活きとした笑顔を見せる姿がとても印象的でした。参加者は、自分を見つめ直すのにうってつけの機会となりました。

地域事業者の方々との意見交換会では、企業研修誘致のための課題や解決策、地域の可能性について議論を交わしました。具体的には、立地・アクセス・受け入れ体制・情報発信・研修プログラムや体験コンテンツなど、企業研修プログラムで今後工夫するべき点などについて、幅広い意見が挙げられました。観光資源の高付加価値化により企業研修を誘致したい地域事業者にとって、企業側視点の具体的な施策やアイデアとしての意見は、新鮮かつ非常に有益なヒントとなりました。

今回のモニターツアー参加者からは、「自分とは違う文化や価値観に触れられる機会はそう多くない。とても貴重な経験だった。(EYストラテジー・アンド・コンサルティング 古江 尚大 氏)」といった感想が寄せられました。
(左から)研修会場の阿寒湖アイヌシアター「イコロ」、ワークショップ風景、地元の方々との意見交換会、冬期氷結の時期に楽しめるワカサギ釣り体験

・プログラム開発・責任者のコメント
アイヌ文化が伝承され、前田一歩園財団をはじめとする地域の人々が自然を守るこの地域は、多様性や共生を考えるにはうってつけの地域。次年度以降も市と協働でワーケーションの推進に取り組み、パーソル単独でも企業研修を展開できるようにしていきたい」(パーソルワークスデザイン 池谷 将)

釧路市のコメント



釧路市 産業振興部 阿寒観光振興課
課長補佐 宮下 修次 氏

本事業では、釧路市に新たな人や企業を呼び込むべく、パーソルワークスデザイン様のご協力を頂き、企業研修型ワーケーションのモデルプランを作ることができました。
この度のモニターツアーで、参加者の方や地域事業者の方からいただいたご意見等を踏まえて、磨き上げられたプランを販売につなげ、一人でも多くの方に阿寒湖温泉地区にお越しいただけるよう取り組んでいきたいと考えております。



▼パーソルワークスデザインのワーケーション推進事業について
当社では、2020年度より自治体の観光資源を活用した研究開発を担う、ワーケーションオフィス調査事業を宮崎県日向市北海道釧路市より受託。2022年10月20日迄に、延べ700名を超える方にご参加いただくなど実績を拡大しています。

今後、北海道釧路市においては受託事業運営に加え、当社単独で「釧路・阿寒湖温泉地区でのワーケーション推進事業」を立ち上げる予定です。このような取り組みを通して、より質の高い人材育成サービスの提供とともに、地方の観光資源を活かしながら、地域産業の活性化と関係人口の増加を目指してまいります。

▼これまでのワーケーション推進事業の実績について
北海道釧路市ワーケーション推進事業
第1回モニターツアー https://www.persol-wd.co.jp/news/20221021-01/
第2回モニターツアー https://www.persol-wd.co.jp/news/20221124-01/

宮崎県日向市ワーケーション推進事業
体験型研修プログラム『HYU-GGEhttps://www.persol-wd.co.jp/news/20220906-01/
ワーケーションオフィスSurf Office』https://www.persol-wd.co.jp/news/20220208-01/

<ワーケーション推進事業に関するお問い合わせ先>
パーソルワークスデザイン株式会社 ヘルスケアソリューション部 担当:池谷
お問い合わせフォーム:https://www.persol-wd.co.jp/inquires/inquires/

■パーソルワークスデザイン株式会社について< https://www.persol-wd.co.jp/
パーソルグループのパーソルワークスデザインは、2018年10月に日本アイデックス、ハウコム、テンプスタッフ・ライフサポートが統合し誕生いたしました。BPO(Business Process Outsourcing)のプロフェッショナルとしてあらゆる業種のお客さまの一般事務から情報処理、システム設計、ソフトウェア開発コールセンターヘルプデスク、保健指導、採用代行などのBPOサービスを提供しています。

配信元企業:パーソルテンプスタッフ株式会社

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