国際サッカー連盟(FIFA)は14日、2026年ワールドカップ(W杯)の大会フォーマットを発表した。

アメリカ、カナダメキシコの北中米3カ国の共催で2026年夏に開催される2026年W杯は、出場国数が現行の32カ国から48カ国に変更。さらに、以前にはグループステージ3チーム制も検討されていたが、順位付けに関する共謀の恐れを考慮した結果、最終的に現行の4チーム制を維持することになった。

これに伴い、グループステージは現行の8グループから12グループに変更し、グループ上位2チームとグループ3位チームの成績上位8チームがノックアウトラウンド(ラウンド32)に進むレギュレーションとなった。

試合数は当初80試合を予定していたが、2026年7月19日の決勝戦を含め最終的には104試合を開催する形となる。

今回の新フォーマット全会一致で承認したFIFA理事会は、「改訂されたフォーマットは、共謀のリスクを軽減し、競合するチーム間にバランスの取れた休養期間を提供しながら、すべてのチームが最低3試合を行うことを保証します」と、承認理由を説明した。

また、FIFAは同日、2025年6月から4年ごとに32チーム参加のFIFAクラブ・ワールドカップ(CWC)を開催することを発表した。

なお、2021年から2024年までの各大陸のクラブ王者に参加資格が与えられ、現状では欧州CLを制覇したチェルシーレアル・マドリーなどにすでに出場資格が付与されている。

すでに出場資格を得ているクラブが再び王者になった場合、スポーツ基準に基づいたクラブランキングを利用し、出場クラブを決める予定だ。

これに伴い、7チーム制で行われている現行のCWCは2023年大会を持って廃止され、2024年から新しい年次のクラブ大会が承認される。

FIFAはこの変更に際して、「この大会は、すべての連盟の最高のクラブ大会のチャンピオンをフィーチャーし、UEFAチャンピオンズリーグの勝者と他の連盟間の大陸間プレーオフの勝者との間で中立的な会場で行われる決勝戦で締めくくられる」と、コメントしている。

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