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 ヌートバー(25)が「夢先案内人」となるかもしれない。今や侍ジャパンの「顔」といってもいい存在となったヌートバーは、1次ラウンド4試合で打率・429、3打点7得点5四死球。出塁率は・579と期待された1番打者の役割をしっかりと果たした。

 守備のファインプレーも目立ち、攻守に渡って活躍、「ペッパーミルパフォーマンス」は今やスポーツ界のみならず、日本中を席巻している。

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 そんな打の主役がチームメートについて語った。

 14日の全体練習後、取材に応じたヌートバー佐々木朗希(21)山本由伸(24)、村上宗隆(23)について触れ「間違いなく、彼らはいずれメジャーにやってくる選手たちだ。時間の問題だ」と力強く断言したという。中でも「特に、このふたり(佐々木朗、山本)は。自分はこうして先に間近で見ることができたことを嬉しく思っている」とコメント。

 佐々木朗は11日のチェコ戦で先発。最速165キロをマークするなど「世界デビュー」で圧巻の投球を見せたことも話題を呼んだ。

 今大会、先発4本柱の一人である山本由伸もすでにメジャー挑戦を公言している。日本屈指のエースはオフに投球フォームの改造に取り組むなど、あくなき向上心も知られている。

 これら日本人選手についてヌートバーは「メジャー30球団が把握していると思う」とし、今後、メジャーリーグに帰っても、自身で見た日本人選手たちの活躍、素顔については、伝えていきたいとした。

 この日の夜には今大会、侍ジャパンヌートバーの通訳も務める水原一平通訳(38)が自身のインスタグラムのストーリーズを更新。ヌートバー山本由伸村上宗隆佐々木朗希高橋宏斗との会食の模様と見られる6ショット写真を投稿した。「Japanese baseball has a bright future(日本の野球界の未来は明るい)」と文字を添えたSNSにはすでに多くの野球ファンから共感の声が上がっている。

 まさに日本の野球界の人材の豊富さを世界に知らしめた今大会。16日にはイタリアとの準々決勝も控える。日本が誇る侍たちの活躍を引き続き、期待したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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