越谷レイクタウン駅の利用者も増えそう。

武蔵野線と京葉線「駅直結巨大イオン」で相次ぐリニューアル

埼玉県越谷市にある日本最大級の商業施設「イオンレイクタウン」が更に増床します。運営会社のイオンモールは2023年3月6日(月)、同施設を2025年にかけてリニューアルすると発表。店舗や施設の刷新を行うほか、アウトレットに増床棟が新設されることが公表されました。

イオンレイクタウン」は「kaze」ゾーンと「mori」ゾーン、「アウトレット」で構成する商業施設です。今回、アウトレット棟の駐車場として利用していた敷地に約9000平方メートルの増築棟を建設し、40店舗を新たに導入します。リニューアル完了後、「イオンレイクタウン」全体の規模は、延床面積約39万4000平方メートル、店舗数710店舗、従業員数約9600人となります。

イオンレイクタウン」に直結するJR武蔵野線の「越谷レイクタウン駅」の2021年度の1日平均乗車人員は約2万4320人。内訳は定期外が11766人、定期利用が12553人となっています。定期を持たない利用客の比率は武蔵野線の駅の中でも特徴的に高く、このことからも「イオンレイクタウン」利用客による鉄道需要の高さがうかがえます。店舗棟増築で買い物客が増加すれば、JRにもプラスの効果が期待できそうです。

ちなみに、千葉市美浜区の「イオンモール幕張新都心」も今春から約2年をかけて段階的に合計約120店舗をリニューアルする予定。こちらは3月18日京葉線の新駅「幕張豊砂駅」が開業し、直結駅となります。武蔵野線京葉線の両路線で「駅直結の巨大イオン」のリニューアルが相次いでいます。

武蔵野線の車両(画像:写真AC)。