井上真央が主演を務める金曜ドラマ「100万回 言えばよかった」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の最終回が、3月17日(金)に放送される。同作は、連続テレビ小説おかえりモネ」(NHK総合)などを手掛けた脚本家・安達奈緒子氏による、“切なくて温かい”ファンタジーラブストーリー。数奇な運命に翻弄(ほんろう)されながらも奇跡を起こそうとする3人の姿を完全オリジナルで描く。

【写真】佐藤健“直木”に触れられることに戸惑う井上真央“悠依”

■主人公・悠依に関わる登場人物を演じるのは…

同ドラマには、主人公・相馬悠依(井上)にプロポーズしようと心に決めた矢先、不可解な事件に巻き込まれて幽霊になった男・鳥野直木を演じる佐藤健や、そんな二人の運命に寄り添わざるをえない刑事・魚住譲を演じる松山ケンイチも出演。

また、悠依を助けたことで知り合った医師・宋夏英(ソン・ハヨン)をシム・ウンギョンが演じる他、板倉俊之、香里奈平岩紙春風亭昇太、荒川良々ら個性豊かな面々がストーリーを盛り上げる。(以下、ネタバレを含みます)

■切なすぎる直木の“最期”に涙する視聴者が続出

3月10日に放送された第9話では、ついに直木の事件の真相が明らかになった。悲しすぎる“最期”に涙する視聴者が続出する中、衝撃のラストに驚きの声が上がっている。

勝(昇太)の家を訪れてから様子のおかしい英介に違和感を感じるも、真相を知りたいと声を震わせながら訴える悠依。すると、直木を殺したのは自分だと英介が自供、千代(神野三鈴)の“仕事”を手伝っていたという過去が世間に広まることを恐れたのだという。英介に裏切られた悲しみよりも、悠依との“約束”に思いをはせながら亡くなった直木の姿に「何度見ても悲しすぎる」「最期までなんて高潔なんだ…」といった声が集まった。

その後、事件の真相を知り、“思い残し”を解消したのか体が消えそうになっている直木に譲は「どうしてもって時は僕の体使えって言ったでしょ」と迫り、半ば強制的に憑依を促す。しかし、譲の体を借りた直木は何も伝えられないまま、涙する悠依を見つめながら消えてしまうのだった。

そんな中、話題になっているのはラストシーンだ。ある朝、目を覚ました悠依が物音に気付いて寝室を出ると、そこには朝ごはんの準備をする直木の姿が。会話はもちろん触れることもできる直木に戸惑う悠依。予想もしていなかった衝撃の展開にSNS上では「どういうこと?生き返ったの?」「念願すぎる展開」といった声が上がっている。

■姿を消した直木が現れる…最終回あらすじ

最終回は――

直木(佐藤健)が巻き込まれた一連の事件の全貌が明らかとなり、直木を殺害した英介(荒川良々)と多くの犯罪に関与した武藤千代(神野三鈴)が逮捕された。

譲(松山ケンイチ)の計らいもあり、悠依(井上真央)と直木は最後の時間を過ごすことができた。だが本当に伝えたいことは伝えられず、別れの時間がきてしまう。そしてついに直木は悠依と譲の前から姿を消してしまった。

直木のいない世界を生きる覚悟を決めた悠依の元に、夢か幻か姿を消した直木が現れる。一体どういうことかと混乱する悠依に、直木が告げたのは…。

――という物語が描かれる。

■デートを楽しむ悠依と直木の“服装”に注目する視聴者が続出

公式ホームページなどで見ることができる予告動画は「見えるし、聞こえる」という悠依の声と、満足げな表情からスタート。また、悠依が直木に思いっきり抱きつく様子を見て譲が戸惑う姿や、「あ~ずっと見てたい~」とニヤける場面も。その際、悠依は白い服を、直木は黒い服を身にまとっている。

さらに、直木が突如いなくなったことに落ち込んでいた幽霊の先輩・樋口(板倉)が「なんだよ、もう!会いたかったんだぞー!」と叫ぶ姿からは、いかに直木が好きかが伝わってくる。そして、直木が悠依とともに骨髄ドナーだったという8歳年の離れた弟に会いにいくシーンも。

動画は、直木が悠依を抱き締めながら「こうしたかった…」とつぶやき、思わず悠依が目を潤ませる場面で幕を閉じる。思い返せば、全10本あった予告動画の中で、最も悠依が幸せそうに笑っているように見える。

予告動画を見たファンからは「悠依と直木はやっぱり白ネコと黒ネコのイメージなんだなって思わせる2人の服装の対比」「魚住さんと悠依は服装変わってるけど…直木はどのシーンも変わってない」「もう夢オチでも何でもいいので3人で幸せに生きていってほしい」「2人幸せそうだし、それを見ている魚住さんもかわいい」「やっぱり最後は消えちゃう?」「最後の夜じゃないことを祈る」「予告がもう幸せに溢れていてまた泣きました~」などといった声が上がっている。

「100万回 言えばよかった」第10話より/ (C)TBS