ROLANDが、3月16日にリニューアルオープンしたアニメ・コミック・ゲームの専門店「アニメイト池袋本店」のオープニングセレモニーに登場。“アニメ店長”こと兄沢命斗の声を務め、10年前のアニメイト池袋本店の移転リニューアル時にもセレモニーに出演した声優・関智一、株式会社アニメイトの代表取締役・藤樹潤氏、アニメイト池袋本店の店長・上村智佳子氏と共にテープカットを行った。

【写真】社長&店長も交え4人で和やかにテープカットを実施

アニメイトか、それ以外か

父がアニメ関係の仕事をしており、自身も大のアニメ好きだというROLANDは「グランドオープンおめでとうございます。普段は経営者として生活しておりまして、最近は若い社員との付き合い方にマネジメントで悩んでいたんです。その時に頼りにしたのが、『ロウきゅーぶ!』だったんですよね。アニメはこのようにして時には教本として、時には友人として、時には心の支えとして、時には嫁として存在してくれます。そんなアニメ業界のトップとして君臨するアニメイトさんのイベントに招かれたこと、お祝いできることをうれしく思っております。地球広しといえど、世の中には2種類の場所しかないと思います。それは“アニメイトか、それ以外か”…。ありがとうございます」と独特の言い回しで祝辞を送った。

さらにアニメとの向き合い方について、ROLANDは「歌舞伎町ってすごくタフな世界なので、もう2次元しか愛せねえなあって気持ちになるんですよね(笑)」と語り、「仕事の空き時間にアニメを見ているというよりも、アニメを見ている空き時間に働いているんです。今も空き時間で働かせていただいているので、帰ってすぐアニメ見たいですね」と、かなりのアニメ好きであることを明かした。

■アニメのパワーアップをひしひしと感じている

また、10年前の移転リニューアル時にもテープカットに登場した関は、最近のアニメ事情に「アニメだけじゃなくて他の分野にも声優さんが進出させていただく機会が増えて。これもひとえにアニメの人気があってのことだと思います。われわれは作品の力を借りながらお仕事をさせていただいているので、そういう意味ではアニメのパワーアップというか、世界進出というのをひしひし感じているところですね」としみじみ。

関は自身が声を務めるキャラ「兄沢命斗」について、ちょっと言いたいことがあるようで「アニメイトマスコットキャラクターなんですけど、結構虐げられているんですよね(笑)。アニメイトがオープンする時と閉店する時は歌とかかけていただいてるんですけど、そこにナレーションがくっついていて、『ありがとうございます。僕も誕生して10周年を迎えました』というコメントが、(キャラ誕生)23年目の今でもずっと使い回しされているんですよ(笑)。せめてこんなに店舗を新しくするんだったら俺の声も録り直しましょう」と、“アニメ店長”として再アフレコを社長に提案していた。

■「アニメイト」が世界最大規模のアニメショップに

アニメイトは、1983年3月に東京・池袋サンシャインシティの前に1号店となる「アニメイト池袋店」をオープン。国内外に展開するアニメ・コミック・ゲームの専門店として親しまれてきた。今回のリニューアルでは、売り場面積が約2倍になる他、アニメイト初となる舞台や朗読劇が楽しめるアニメイトシアターが併設、アニメ、マンガ、小説などの作品世界を表現した展示を体感できるスペースが新設されるなど、買い物だけではなく「見る」「聞く」「味わう」など、五感を使って楽しむことができる世界最大規模のアニメショップとして生まれ変わった。

◆取材・文・撮影=ブルータスシーダ(STABLENT LLC)

オープニングセレモニーに登場したROLANDと関智一(写真左から)/※ザテレビジョン撮影