シーホース三河は、3月15日(水)、シティホールプラザアオーレ長岡で新潟アルビレックスBBと戦った。

第1Qは立ち上がり先制を許すも、すぐさま西田を中心にオフェンスを組み立て、シェーファーのゴール下、オルストンの3Pシュートで逆転に成功。新潟もすぐに点を奪い返し、序盤から激しい点の取り合いを繰り広げる。三河はミラーが2連続、中村が3Pシュートを決めるなど両者互角の展開に。23-27と4点ビハインドで終える。

第2Qも互いに一進一退の攻防を続け、白熱したプレーの連続となった。ガードナーが豪快なダンクを決めるなど、会場を盛り上げる。37-37の同点で迎えたオフィシャルタイムアウト明けには中村の3Pシュート、西田のカットインなどでリードを広げる。終盤はミラー、長野のフリースローで7点リードするも、ターンオーバーから立て続けに失点し、最終的には46-44と僅差で折り返す。

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迎えた第3Q、新潟はアレンの先制点で追いつくも、すぐさま三河は長野のドライブで突き放す。続けて新潟、アルマが3Pシュートで逆転すると、今度は三河・西田が3Pシュートで追い上げるなど、ワンポゼッション差の激しい争いを続ける。66-71で最終Qに突入する。

第4Q、中村のドライブ、ミドルシュートの連続得点で1点差に追い上げるも、8分半を残してガードナーがファウルトラブルに陥るピンチに。新潟に流れが傾く中、8点ビハインドで迎えた残り3分半から反撃が始まる。ガードナーがオフェンスリバウンドで粘ってフリースローを決めると、全員で前に出て、激しくプレッシャーをかける。長野がフロアにダイブしてルーズボールを奪うと、それをミラーがレイアップで沈める。最後は残り2秒の段階で、長野がドライブで切りこみ、リバウンドをガードナーが押し込んで逆転に成功。88-87と劇的な勝利を収めた。

―試合結果―
2023年3月15日(水)
新潟 ● 87 – 88 〇 三河
(三河通算成績 15勝25敗)

1Q 新潟 27–23 三河

ミラー 11得点。3Pシュートを高確率に決め合うアップテンポな展開に

スターティング5は、#7長野、#10オルストン、#19西田、#30ミラー、#32シェーファー。

怪我から復帰した新潟#25アレンの3Pシュートで先制されるが、#19西田を中心にオフェンスを組み立て、#32シェーファーのゴール下、#10オルストンの3Pシュートで逆転する。

新潟も#10杉本の連続得点などで対抗して、アップテンポな点の取り合いに突入。新潟が#34遠藤、#4アルマ3Pシュートで先行すれば、三河はミラーが2連続、さらに中村が3Pシュートを決め返す。この10分で両者5本ずつ3Pシュートを決め合い、残り2分で23-23と互角の展開に。そこから新潟#に得点を重ねられ、4点ビハインドで1Qを終える。

2Q 新潟 44–46 三河(新潟 17–23 三河)

激しいシーソーゲームを演じ、2点リードで後半へ

スタートは、#1中村、#4細谷、#10オルストン、#21橋本、#54ガードナー。

開始早々、#54ガードナーのバスケットカウント、#1中村の3Pシュートで27-29と逆転する。

新潟に再逆転を許すも、#30ミラーのフェイダウェイ、#54ガードナーのフックシュートでリードを奪い返す。すぐに新潟も追いつくが、#7長野がスティールから走り込んだ#54ガードナーに素早くパス。それを#54ガードナーが豪快なダンクで叩き込んで、会場をどよめかせる。

37-37の同点で迎えたオフィシャルタイムアウト明け、#21コーバーンにダブルチームを徹底して新潟の得点を止め、#1中村の3Pシュート、#19西田のカットインで37-42と点差を広げる。

#30ミラー、#7長野のフリースローで7点リードするが、ターンオーバーから立て続けに失点し、2点リードで後半に入る。

3Q 新潟 71–66 三河(新潟 27–20 三河)

終盤連続3Pシュートを浴びて、5点のビハインド

スタートは、#7長野、#10オルストン、#19西田、#30ミラー、#32シェーファー。

後半も一進一退の攻防が続く。新潟が#25アレンの先制点で追いつけば、#7長野のドライブで突き放し、新潟#4アルマが3Pシュートで逆転すれば、#19西田が3Pシュートでリードを奪い返す。

以降もワンポゼッション差で試合が進むが、残り4分に新潟#10杉本の連続得点で4点リードされる。すぐに#19西田のカットイン、#10オルストンの3Pシュートで逆転。#32シェーファーがファストブレイクで加点して流れを引き寄せるが、その後は得点が止まり、新潟に3Pシュートを連取されて、5点ビハインドで最終Qへ。

4Q 新潟 87–88 三河(新潟 16–22 三河)

執念のディフェンス&リバウンドで劇的逆転勝利

スタートは、#1中村、#3柏木、#7長野、#30ミラー、#54ガードナー。

#1中村のドライブ、ミドルシュートの連続得点で1点差に追い上げる。しかし#21コーバーンを強調する新潟に再び引き離され、8分半を残して#54ガードナーがファウルトラブルに陥ってしまう。新潟に流れが傾く中、#32シェーファーがダンクで踏みとどまるが、新潟#21コーバーンのゴール下、#34遠藤の3Pシュートで8点のビハインドを背負う。

#54ガードナーをコートに戻し、#54ガードナーが1on1、3Pシュートの連続得点で追撃するが、その度に新潟に返上されて点差を詰められない。

8点ビハインドで迎えた残り3分半、#54ガードナーがオフェンスリバウンドで粘ってフリースローで反撃開始。全員で前から激しくプレッシャーをかけ、#7長野がフロアにダイブしてルーズボールを奪うと、それを#30ミラーがレイアップで沈める。さらにオフェンスリバウンドをつないで、#30ミラーが3Pシュートで仕留めて1点差に迫る。

残り2秒、#7長野がドライブで切り込み、リバウンドを#54ガードナーが押し込んで逆転に成功。87-88で劇的逆転勝利を収めた。

シーホース三河 ヘッドコーチ 鈴木貴美一  試合後コメント

出だしから新潟さんの気迫が伝わってきました。

我々もオフェンスの調子が非常に良かったのですが、それ以上に新潟さんのシュートタッチが良く、高い3P確率に苦しみました。

最後は我々もディフェンスを頑張り、8点差の時間もありましたが、最後まで諦めずに追いついて、勝てて本当に良かったです。

新潟さんもスタートが代わり、#25ロスコ・アレン選手が復帰して、バイウィーク前と違うチームになって、さらに良い状態になっていると感じます。

僕たちも負けないように残りの試合を頑張りたいと思います。

B1リーグ・シーホース三河、新潟アルビレックスBBを劇的な勝利でくだす