小学館は3月15日Nintendo Switch向け甲虫バトルRPGカブトクワガタを発売した。価格は定価1980円(税込)。国際年齢評価連合IARC)による対象年齢の区分は「3+(3歳以上)」となっている。

 また、発売から1か月間は980円(税込)の特別価格で販売されるという。

『カブトクワガタ』が発売。対象年齢“3歳から”としつつも異例の「交尾シーン」収録など、尖った作りで話題の作品_001
(画像はカブトクワガタ ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)より)

 『カブトクワガタ』は、セガが展開していたアーケードゲーム甲虫王者ムシキングで総合プロデューサーを務めた植村比呂志氏が総指揮を取り、元コロコロコミック編集長の和田誠氏がプロデューサーとして開発する新作の甲虫バトルゲームだ。

 本作でのプレイヤーは巨大な昆虫が住む異世界にワープしてしまった主人公を操作し、瞳が赤く狂暴化した甲虫が人を襲う謎の事件に「虫使い」として対抗していく。

 敵対するカブトクワガタの目が赤い点などは『甲虫王者ムシキング』を彷彿とさせる要素だ。

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(画像はカブトクワガタ ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)より)

 ゲームプレイは自分で育てたカブトクワガタでのバトルと、昆虫自体の育成要素で構成される。

 戦闘の基本ルールはルーレットの出目が大きい方が勝利するシンプルな形式をベースとしながら、各バトルで1回だけ自身を有利にするスキルが使用可能であり、与えるダメージはステータスの影響を受ける。

 甲虫の性能を紹介する画面の右下には性能を示す三角形のグラフが用意されており、「たいかく、げんき、つよさ」のステータスが勝敗を握る性能となりそうだ。

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(画像はカブトクワガタ ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)より)

 そして育成要素は親となるカブトクワガタの性質により子の性能が決定される「交配」を基調としたものとなっている。24種類のカブトムシクワガタムシをベースに、甲虫の色味が異なるレア個体も登場。さらに、育成では幼虫の段階から成長の具合や栄養の供給を管理することで、立派な成虫へ育っていくという。

 甲虫のラインナップに関しては今後DLCで拡張され、マップの追加ローカル対戦の実装なども予定されているという。

 なお、Twitterでは本格的な「交尾シーン」をあえて収録している点や合成音声によるボイス収録など尖った作りで話題となっている。興味がある読者は検索してみると良いかもしれない。

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(画像はカブトクワガタ ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)より)

 上記のほか『カブトクワガタ』の配信ガイドラインが公式Twitterアカウントにて公開されており、個人に関してはガイドラインに従うことで配信可能だ。なお、法人に関しては別途問い合わせる必要があるという。

 記事執筆時点でかなりお手頃な価格で販売されているため、かつて『甲虫王者ムシキング』を楽しんだ方や、新たに巨大な甲虫を育てたい方は実際にプレイしてみてはいかがだろうか。

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