3月17日、放送中の連続テレビ小説舞いあがれ!」(NHK総合ほか)から「らんまん」(NHK総合ほか※4月3日[月]放送スタート)へのバトンタッチセレモニーが実施され、それぞれの作品で主演を務める福原遥神木隆之介が登場した。

【写真】プレゼントを手に笑顔の神木隆之介&福原遥

なお、セレモニーは神木演じる槙野万太郎が通う、東京大学植物学教室のセットにて実施され、コメントを発表した後、プレゼント交換やバトンパスが行われた。

福原遥&神木隆之介が「舞いあがれ」「らんまん」への思いを語る!

まずは「舞いあがれ!」にてヒロインを務めてきた福原が撮影を振り返り、「本当に1年間、出演者やスタッフの皆さんと一生懸命に走ってきたので、今は少し『舞いあがれ!』ロスになっています。私自身、皆さんと出会えたことが本当に私の一生の宝物だと思っております」としみじみ。

続けて、「『舞いあがれ!』という作品は、どんなに向かい風を受けてもそれに負けずに、諦めずに、ずっと頑張っていればすばらしい景色を見ることができるという思いをすごく感じた作品でした。私自身もこの作品で学んだことを胸に頑張っていきたいなと思っています」と、思いをあらわに。

そして、この先の展開の見どころについては、「舞は、結婚して子どももいてどんどん成長していますが、舞自身が昔から持っている『空へのあこがれや夢』はずっと失うことなく持ち続けています。舞は絶対に諦めないと思うので、ぜひこれからどういう展開になるのか、どうい う夢をかなえていくのか、そこを楽しみに待っていただけたらうれしいです」と語った。

そして、いよいよ4月に放送開始を控える「らんまん」の撮影について、神木は「何か新しい連続テレビ小説の形や表現に少しずつ挑戦していきたいなと思っているので、みなさまに『あ、こんな新しい表現あるの!』と新鮮な気持ちで見ていただけるように現場では頑張っております。植物だったりとか、専門的なこともあったりするので、各部が研究しながらていねいに撮影しております。まっ、大変ですけどね!(笑)。みんなで乗り越えてこそだと思うので、ふんばりどころです」と、意気込みを。

続けて、「福原さんが紡がれてきた、積み重ねてきたものをちゃんと引き継げるように、初回スタートを切りたいです。『らんまん』は皆様の日常の一部となれる作品になれたらいいなと思っております。皆さん各自のスタイルで気楽に見て、聞いていただけたらすごくうれしいです」とコメントした。

■プレゼント交換も実施

また、セレモニーではプレゼントの交換も実施。

福原が神木に贈ったのは、「らんまんの番組ロゴをデザインしたサインボード」。福原は、「『舞いあがれ!』の小道具制作でお世話になった板金加工の工場に作っていただきました。神木さんはじめ、『らんまん』チームが最後まで笑顔いっぱいに撮影できますようにという思いを込め、『らんまん』のロゴと満開の花々が描かれています。右から見たら“らんまん”、左から見たら花に見えるように緻密に設計されたデザインは、東大阪の高い技術だからこそ表現できたものです。神木さんに心からのエールを込めて贈ります」と、その意図を告白。

これを受け、神木は「すごい! めちゃくちゃうれしいです。ほかのキャストの皆さん、スタッフの皆さんも喜ぶと思います。光を当てると『らんまん』ロゴや花柄が見えるということなので、光をあててみたいと思います。光をあてるのがとても楽しみです。すてきなプレゼントを本当にありがとうございます」と笑顔に。

そして、神木は「物語のモデルとなる牧野富太郎博士ゆかりの植物でつくった花束」を福原にプレゼントし、「『舞いあがれ!』撮影お疲れさまでしたの気持ちを込めて花束を用意しました。福原さんの誕生月(8月)のお花であるトルコキキョウと、牧野博士の愛してやまなかった桜を手すきの土佐和紙で束ねています。その中に『舞いあがれ!』のモチーフでもある紙飛行機と『らんまん』の舞台地である高知県のイメージキャラクター”くろしおくん”を忍ばせてみました。撮影を終えられた福原さんにとって、癒やしのプレゼントになればと思います」とメッセージを。

福原は「感動しすぎて言葉が出ないです。ものすごく感動しています。すごい愛を感じます。本当にありがとうございます! いただいた花束は飾って、家宝にしたいです。(花束の中にある)ぬいぐるみなどはお部屋に飾って、『“くろしおくん”を探せ!』みたいなことをしたいと思います」と、感激した様子を見せた。

(左から)神木隆之介、福原遥/(C)NHK