2023年4月7日(金)~16日(日)CBGKシブゲキ!!にて、 キ上の空論 #18『けむりの肌に』が上演されることが決定した。

キ上の空論とは、中島庸介が主宰し、演劇ならではの手法で劇場空間でしか味わえない独特の空気感、心に突き刺さる数々の台詞、描写を残してきた演劇ユニット。

2022年に『朱の人』で初の下北沢本多劇場進出を果たし、「狂愛と共生の3部作」『ピーチの果て、ビーチのアビス、つまりはノーサイド』をR-18として上演し話題をよんだ。

今作では、2.5次元からストレートプレイまで幅広く活躍する安西慎太郎を主演に迎え、ヒロインには大和田南那安西慎太郎の友人役として谷佳樹笠原紳司丸山敦史らが作品に緊張と緩和を与える。

谷佳樹

谷佳樹

「ありそうでない日常」をテーマに、心に小さな棘が残る作品をおくる。

【ストーリー】
「澄乃が死んだ……」

久々の電話で理人が言った。自殺らしい。
それで、僕らは集まる事になった。
広田理人と長谷部サラサ。僕らは学生時代、よく4人でいた。
あの頃は何をしてたっけ?
少し思い出してみる。
澄乃と過ごした……ぼんやりした風景も……何気ない会話とか……

しばらく会ってなかったら、もう二度と会えなくなった。
「こんな事なら、電話くらいしてやれば良かった……」
僕は澄乃の事が苦手で、大人になって全然会わなくなったけど、
僕は、今やっと、久々に、あの子の事を想ったりする。

あの子が死んでからの、残された人らの、その後の話です。


安西慎太郎 コメント

この度、キ上の空論 #18『けむりの肌に』に出演することができとても嬉しく思っております。
初めて出会うキ上の空論はどんな世界なのか。
そして、キャスト様全員初めましてなのでとてもワクワクしています。
いい作品にします! とか面白い作品にします! とはあえて言いません。
ただ、人が本来持ち合わせている本質的な「何か」を観て頂ける作品になると思っています。
ご観劇頂けるお客様にはその「何か」を感じ、何かを拾って頂ければ幸いでございます。
カンパニー一同、皆様のご来場を心よりお待ちしております。

大和田南那コ メント

今回、キ上の空論 #18『けむりの肌に』に出演させていただきます、大和田南那です。
この舞台のお話を読んで、自分にはこの作品の登場人物が感じたような深い後悔をした事があるかな……と沢山考えました。
観劇してくださる皆様の感情が少しでも動くような作品をお届けしたいと思っています。
これから稽古が始まります。
キャスト全員で良いものを作れるように精一杯尽くしていきますので是非劇場にお越し下さい!