レストランオーナー

お気に入りのレストランで優しく接してくれるウェイターを、大好きになった8歳の男児。ウェイターが金銭的に困っていることを知り、「助けたい」と考えるようになった。

その後に行動を起こして大金を集めることに成功していたことを、『TODAY』などアメリカのメディアが伝えている。


■大好きなレストランでの出会い

アメリカ・アーカンソー州で暮らすケイゼン・ハンターくん(8)には、大好きなレストランがある。家族と定期的にそこに通っており、今から1年ほど前に店で働く明るいウェイターと仲良くなった。

いつもハイファイブで歓迎してくれるウェイターにケイゼンくんはすっかり懐き、店に行くたびに「ねえねえ、冗談を聞いて」と駆け寄るように。

いつもそれに付き合って笑ってくれるウェイターは、ケイゼンくんにとっては「店のおじちゃん」ではなく「大事な友人」になった。


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■ウェイターの苦労を知った男児

ケイゼンくんとその家族は、レストランに行くたびにウェイターと交流し、どんどん親しくなっていった。

そのうちにウェイターには妻と幼い娘が2人いること、しかし車も家もないため安いモーテルで暮らしていることを知ったケイゼンくんは、「僕に何かできることはないだろうか」と考えるようになった。


■寄付を募りまさかの大成功

ある日、ケイゼンくんは母親と話し合い、「あのウェイターさんは仕事にも歩いて通っているんだって」「僕、ネットで寄付を呼びかけようと思う」と打ち明けて協力を求めた。

これに母親が応じたことで、本格的な活動がスタート。「僕はケイゼン、8歳です」「通勤用の車がないウェイターさんのため、車を買うお金を集めたいんです」といった書き込みが話題となり、いつの間にか10万ドル(約1,343万円)を上回るお金が集まった。

当初の目標金額は5,000ドルだったというが、予想をはるかに超えるお金が寄せられ、ケイゼンくんの家族もとても驚いたそうだ。


■「感謝します」と語ったウェイター

ケイゼンくんの善意に救われたウェイターは職場で取材に応じ、「おかげで寝室が2部屋あるアパートに引っ越すことができます」とコメント。車も購入する予定だと言うが、余ったお金は娘たちのために貯金しておくつもりだと明かした。

たった8歳という年齢で、寄付系のクラウドファンディングの利用を思いついたケイゼンくん。そのおかげで救われたウェイターは、「この出会いに感謝します」と語っている。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

8歳児が尽力し多額の寄付金を集めて話題に 「困っているウェイターさんを助けたい」