風間公親‐教場0‐

4月10日放送開始となる、木村拓哉主演のフジテレビ開局65周年特別企画『風間公親‐教場0‐』第1話ゲストに、女優・内田理央の出演が決定した。


■サングラスにマスクの謎の女性

今回内田が演じるのは謎の女性・日中弓(ひなか・ゆみ)。弓はある夜、ホストクラブオーナーの芦沢健太郎(あしざわ・けんたろう/久保田悠来)とタクシーに乗り込む。

移動中芦沢は弓に、「俺の旅の記録だ」とタブレットの画面を見せるも、その画面をみた弓は血相を変える。

そんな中、タクシーが急停止。「急に飛び出しきた猫をひいてしまったかもしれない」とタクシー運転手が慌てて車から降りて出ていく。

タクシー運転手が車内に戻ってくると、弓は寝てしまっている芹沢を指定した場所まで送り届けるよう指示して、車から降りていく。

指示された場所で芦沢を下ろそうとしたとき、タクシー運転手は芦沢が胸にナイフが刺さって死んでいることに気付く。ナイフは芦沢の指紋がついており、芦沢がポケットに忍ばせていたものだった…。

一緒に乗っていた弓はサングラスにマスクをしており、身元がわかる手がかりを残していない。


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■月9ドラマに5年ぶり出演

内田は、2018年放送のドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)で主人公の幼馴染・ちず役で人気を博し、同作で第22回日刊スポーツ・ドラマグランプリ助演女優賞を受賞。

現在放送中の『来世ではちゃんとします3』(テレビ東京)では“赤裸々エロラブコメディ”という作品性や登場人物のキャラクター性が話題になり、シーズン3まで続く大人気シリーズとなっている。

内田のフジテレビ連続ドラマへの出演は『レンアイ漫画家』以来、2年ぶり。月9ドラマへの出演は、自身の月9初出演作となった『海月姫』以来5年ぶり。また、主演の木村とは今作で初共演となる。


■警察小説の新境地、原作『教場』

同ドラマの原作は、「週刊文春ミステリーベスト10」(2013年)第1位、「このミステリーがすごい!」(2014年)第2位を獲得し、2013年にミステリー界の話題を総ざらいした長岡弘樹の『教場』(小学館)シリーズ。

警察小説の新境地としてシリーズ累計130万部突破のベストセラーとなっており、多くのファンの間で映像化が待ち望まれてきた作品。記念すべき第1話のゲストとして登場する内田にも注目だ。

■「風間教場」の先へとつながる線

今作は、『教場』、『教場II』で風間公親(かざま・きみちか/木村)が教官として警察学校に赴任する以前、新人刑事の教育に“刑事指導官”として当たっていた時代が描かれる。

風間による新人刑事への教育は「風間道場」と呼ばれ、キャリアの浅い若手刑事が突然、風間とバディを組まされ、実際の殺人事件の捜査を通してスキルを学ばせる育成システムとなっていた。

刑事時代の風間が後輩刑事たちと担当する事件を経て、点と点が結びつき、「風間教場」の先へとつながる線となっていく。そして物語が終盤にさしかかるにつれ、風間がいかにして“教官”風間公親に変貌を遂げたのかが明らかとなる。


■「張り詰めるような緊張感が」

5年ぶりの月9出演となる内田からコメントが届いている。

内田:『教場』シリーズを見ていたので、どんなストーリーなのか、一視聴者としてとても楽しみでしたし、そこに携われることをとても光栄に思います。生徒としてではなく、事件に関わる者として風間さんにお会いできるのを本当に楽しみにしていました。


撮影現場は、やはり張り詰めるような緊張感がありましたが、木村さんを筆頭に携わっている全ての方がひとつひとつのせりふやシーンを大切に、魂を込めている『教場』の現場を感じることができて、俳優として素晴らしい経験をさせて頂きました。


私は第1話のストーリーが始まってすぐに出てくるミステリアスな女性の役として出演させていただきます。多くは語れないので、是非見ていただけるとうれしいです。


■「彼女の存在が事件解決のヒント」

フジテレビプロデューサー・渡辺恒也氏からもコメントが。

渡辺P:第1話のゲスト、内田理央さん演じる謎の女・日中弓は、“風間 VS 新人刑事 VS 殺人犯”という三角関係において、今作を象徴する役割を持った人物です。


彼女という存在そのものが、事件解決の重大なヒントになっているので、ひとときも目を離さず見届けていただきたいと思います!

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(文/Sirabee 編集部・ホンマみつる

内田理央、『風間公親‐教場0‐』第1話に出演 主演・木村拓哉と初共演へ