清水茜の人気漫画『はたらく細胞』が、『翔んで埼玉』の武内英樹監督のメガホンで実写映画化されることが決まった。

【写真】映画『はたらく細胞』の監督を務める武内英樹

 人体で働く無数の細胞たちを擬人化し、彼らが病原菌と戦う姿を描く漫画『はたらく細胞』。その斬新かつユニークな設定が話題を呼び、『このマンガがすごい! 2016オトコ編第7位、2017年にフランスの新聞『ル・モンド』が選ぶ「この夏推薦する図書リスト」に選出されて世界中で注目を集めた。さらに2018年7月より始まったアニメ化を皮切りに、『はたらかない細胞』『はたらく細胞BLACK』などのスピンオフ漫画、小説化、舞台化とその人気は拡大し続け、現在シリーズ累計950万部を突破している。

 そして、本年100周年を迎えるワーナー・ブラザース映画が、『はたらく細胞』を日本映画界最大スケールで実写映画化するビッグプロジェクトを始動。監督を務める武内英樹は、数々のテレビドラマヒット作を生み出し、映画デビュー作となった『のだめカンタービレ』前後編が興行収入78.2億円、続く『テルマエ・ロマエ』2作が104億円、さらに2021年第43回日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した『翔んで埼玉』が37.6億円と超大ヒットを連発、監督7作品の累計興行収入は230億円超に上っている。

 武内監督は「『はたらく細胞』という原作を実写でというお話を聞いた時の驚きとワクワクは今でも鮮明に覚えています。普段見ることのできない体内の世界では日々一体どんなことが起こっているのか?そんな細胞たちの日常を、笑いと学びに溢れた壮大なスケールでお届けしたいと思っています。この作品を監督することが決まってからは、私自身も普段の生活で自分の体内の細胞たちのことを意識するようになりました。たくさんのはたらく仲間たちと共に全力で作品を作ってまいります」と意気込みを語る。

 脚本は『かぐや様は告らせたい天才たちの恋愛頭脳戦〜』『カイジ ファイナルゲーム』など20億超え作品を手掛け、武内監督と『翔んで埼玉』でタッグを組んだ徳永友一が担当。大ヒットコンビが再び集結し、笑いとアクションたっぷりに、ロマンティックでドラマティックな「はたらく細胞」ワールドを作り上げる。

『はたらく細胞』実写映画化決定 (C)清水茜/講談社 (C)映画「はたらく細胞」製作委員会