ラッパ屋が、2023年5月3日(水・祝)~5日(金・祝)紀伊國屋ホールにて、リーディング公演Vol.2と3を行うことを発表し、全キャストが決定。この度、ラッパ屋主宰の鈴木聡よりコメントが届いた。

ラッパ屋は鈴木聡が主宰・脚本・演出を務める劇団。本公演は、2022年に上演を予定していたが、コロナにより中止となり、この度、改めて行われることとなった。

リーディング公演で上演するのは、Vol.2『ショウは終わった』(3日上演)とVol.3『七人の墓友』(4、5日)。

『ショウは終わった』は、第9回ラッパ屋公演として1989年に上演され、岸田戯曲賞候補作にもなったラッパ屋の出世作。令和の今、再び「ラッパ屋版昭和史」として甦らせる。出演者は、上大迫祐希、熊川隆一、谷川清美(演劇集団円)、大草理乙子、岩橋道子、福本伸一ら。

『七人の墓友』は、創立70周年記念公演として2014年に鈴木聡が劇団俳優座に書き下ろした作品。ある家族を軸に、お墓のこと、家族のこと、死ぬこと、生きること……誰もが直面する問題を描き出す。出演者は、市毛良枝、柳家喬太郎。そして弘中麻紀、俵木藤汰、宇納佑、椎名慧都(劇団俳優座)、福本伸一、中野順一朗ら。

ラッパ屋 主宰 鈴木聡 コメント

鈴木聡

鈴木聡

昨年はコロナで中止になってしまった2つのリーディング公演。実に面白いものができていたのです。
というわけで、今年こそ、やります! 1つは『ショウは終わった』(1989年作)。岸田戯曲賞の候補にもなったラッパ屋の出世作。昭和が終わった年にある家族がそれぞれの昭和史を振り返る趣向です。
もう1つは『七人の墓友』(2014年作)。鈴木が俳優座に書き下ろした作品。ツアーも含め10万人の観客動員を記録しました。「墓友」という題材から新しい家族像を考える。見逃していらっしゃる方も多いと思うので、この機会に是非! 劇場でお会いしましょう。

(左から)市毛良枝、柳家喬太郎