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 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一奪回を目指す侍ジャパンは、現地20日(日本時間21日)に準決勝のメキシコ戦に臨む。栗山英樹監督は負けたら終わりの大一番となるこの試合にロッテ佐々木朗希(21)を先発登板させることを明言した。

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 19日の準決勝では、アメリカが14-2でキューバを下した。これで前回大会の覇者であるアメリカが決勝へ進出。日本がメキシコに勝利すれば、決勝の舞台で”日米対決”となる。

 メキシコ戦に勝利すれば、21日に行われる決勝戦に進出する侍ジャパン。その決勝の舞台で大谷翔平(28)が投手として登板する可能性が出てきた。アメリカの『ロサンゼルスタイムズ』は、大谷が記者団に対して「先発する可能性はないと思いますが、もちろんリリーフで投げる準備はしたいと思います」と語ったことを明らかにした。大谷は「球団(エンゼルス)は本当に僕のわがままな要望を聞いてくれて、多くのことを許容してくれました。最後の最後なので、体調と相談して決めたいです」と話したという。

 現地時間11日には、大谷が所属するロサンゼルス・エンゼルスフィル・ネビン監督が「オオタニは準々決勝に登板し、準決勝と決勝には登板しない。24日(現地時間)のパドレス戦で登板する」と話しており、大谷がアメリカでのマウンドに立つ可能性がないことを示唆していた。その大谷は日本時間16日に東京ドームで行われた準々決勝・イタリア戦に先発登板し、5回途中2失点、5奪三振を記録し、勝ち投手に輝いた。この登板が今大会での最後になると見られていたが、ここにきて決勝戦で“サプライズ”登板する可能性が浮上した。

 大谷がアメリカとの決勝戦に登板するとなると、「夢の対決」が実現するかもしれない。エンゼルスの同僚で、アメリカ代表の主将を務めるマイク・トラウトとの対決だ。シーズンでは対峙することがないスター同士が対決するとなれば、これ以上にない注目が集まる。

 侍ジャパンは準決勝のメキシコ戦に勝利し、決勝に駒を進めることができるか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

トラウトとの「夢の対決」も?大谷翔平がWBC決勝で“サプライズ”登板の可能性が浮上