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 “令和の怪物”にMLBが早くも熱視線だ。

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一奪回を目指す侍ジャパンは、20日(日本時間21日)に準決勝のメキシコ戦に臨む。栗山英樹監督は負けたら終わりの大一番となるこの試合にロッテ佐々木朗希を先発登板させることを明言。“令和の怪物”がアメリカのマウンドに立つ。

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 そんな佐々木を米メディアが注目している。日本時間20日、MLB公式サイト『MLB.com』は「まるで魂を投げているようだ。日本のエース・佐々木朗希を知る」のタイトルで佐々木を紹介する記事を掲載した。

 同メディアは佐々木について「すでに日本のプロ野球で最も電光石火の投手であり、ショウヘイ・オオタニと並ぶ、一世一代の才能だ」と言及。さらに、「WBCではメキシコとの準決勝で先発し、ついに世界の舞台へ。そして数年後には、ササキメジャーリーグで次の大物になる可能性がある」と、早くもMLBでの“争奪戦”を予想した。

 また、記事内では佐々木と“投手”大谷を比較する場面もあった。同メディアがまず注目したのは球速。「彼はショウヘイ・オオタニと同じくらい激しい球を投げる。WBCに向けた日本のエキシビション・ゲームで102・5マイルを記録し、オオタニの記録と並ぶNPB投手史上最速の球速を記録している。(大谷のメジャーリーグでの最高球速は現在101・4マイル)」と4日に行われた中日との壮行試合での投球を紹介し、佐々木の豪速球について言及した。

 さらに佐々木のフォークにも注目し、「ササキのスプリッターは、オオタニ、あるいはセンガゴーストフォークのような破壊力を持つ。彼のベストピッチかもしれない。スライダーもそうだが、90マイル以上のスピードで入ってきて、打者の手元で落ちる。フォーシームとの投球コンボとしてどう機能するか、チェックしてみてほしい」とメッツ千賀滉大の名前を出し、その魔球を称賛した。

 “令和の怪物”佐々木朗希メキシコ打線を封じ、侍ジャパンを決勝の舞台へ導く。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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