「老後は、現在とは別のエリアに移住したい」と考えている人も多いと思いますが、あなたが老後に移住したい“都道府県”はどこですか。AlbaLink(東京都江東区)が運営するメディア「訳あり物件買取プロ」が、「老後に住みたい移住先」に関する調査を実施。その結果をランキング形式で発表しました。

1位は「県民性」を理由に挙げる人も

 調査は2023年3月、全国の男女を対象に、インターネットリサーチで実施。計500人(男性181人、女性319人)から有効回答を得たものです。なお、回答者の年代は、10代0.4%、20代14.6%、30代35.2%、40代26.4%、50代17.8%、60代以上5.6%となっています。

 3位は「北海道」(43人)です。「暑い気候が嫌いなので、夏になってもカラッとしている北海道がいいと思いました(26歳女性)」など、気候や自然、食べ物を重視する人の支持を集める結果となりました。具体的な都市名では「札幌」が目立ち、「北海道が地元なので、友達や知り合いが多い。札幌だと徒歩圏内にたくさんお店があるので暮らしやすいと思う(39歳女性)」「札幌市。病院や公共交通機関も充実しており不自由はしなさそう。自然も多く心身ともにリラックスできそう(42歳男性)」といったコメントも寄せられています。

 2位には「東京都」(56人)がランクイン。「徒歩圏内に何でもあるため、生活に困ることがなさそう(23歳女性)」「田舎に比べて便利で、イベントなども多くて楽しめるから(35歳男性)」「老後の仕事や、体力低下後の移動手段がある。年間通して比較的暖かい。医療が充実している(49歳女性)」など、商業施設や医療機関、公共交通機関の充実など、生活の利便性を理由に挙げる人が多数でした。中には、シニアになっても働くことを考えていて、「仕事の多い東京なら安心」と考える人もいるようです。

 そして、1位に選ばれたのは沖縄県」(75人)でした。「海がとてもきれいで、自然が多い。バスでどこにでも行けるため不便ではないから(19歳女性)」「海がきれいで好きだし、のんびりしたイメージがあるので穏やかに過ごせそう(35歳男性)」といった声が集まりました。リゾート地としても人気の県なので、「住んでみたい」と思う人も多いようです。また、「のんびり自分のペースで過ごせそうですし、温かい人が多そうだから(54歳女性)」など、県民性を理由として挙げた人も目立つ結果となりました。

 調査結果を受けて、同社は「『老後はのどかな地域で暮らしたいが、都会の便利さは捨てがたい』と考えるなら、ほどよく田舎で、ほどよく都会なエリアを候補とするのがよさそうです」とコメントを寄せています。

オトナンサー編集部

老後に移住したい「都道府県」1位は?