フランス代表のFWキリアン・エンバペパリ・サンジェルマン)は、“レ・ブルー”の新キャプテンに就任するようだ。21日付で、フランス紙『レキップ』が報じている。

 FIFAワールドカップカタール2022で史上3カ国目となる“連覇”を目指したフランス代表の旅路は、惜しくも準優勝という形で幕引きとなり、長年に渡ってチームを支えてきたGKウーゴロリストッテナムイングランド)とDFラファエルヴァラン(マンチェスター・Uイングランド)が代表引退を表明した。一方で、大会終了後にディディエ・デシャン監督の続投が決定し、EURO2024での優勝に向けた新章に突入。今月16日に“新生レ・ブルー”の23名が発表され、FWキリアン・エンバペやFWアントワーヌ・グリーズマンアトレティコ・マドリードスペイン)らが順当に選出された。また、MFケフレン・テュラム(ニース)らが初招集となっている。

 そして新チームでは、キャプテンの座についてきたウーゴロリスの代表引退に伴い、エンバペが腕章を引き継ぐようだ。『レキップ』によると、デシャン監督はグリーズマンエンバペという2つの選択肢を用意していたが、最終的に24歳の“パリジャン”にキャプテンを任せることを決断した模様。すでにエンバペは、フランス代表として通算66試合に出場し33得点を記録している他、所属クラブのパリ・サンジェルマンでも副キャプテンを務めている。

 新キャプテンに任命されたエンバペが牽引するフランス代表は、24日のEURO2024予選・グループB開幕節でオランダ代表と、27日にアイルランド代表と対戦する。

エンバペがフランス代表の新キャプテンに就任か [写真]=Getty Images