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 侍ジャパンが現地3月20日(日本時間21日)、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝・メキシコ戦を迎え、6-5でサヨナラ勝ちを収め、14年ぶりに決勝進出を決めた。

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 1点ビハインドで迎えた最終回、無死1、2塁のチャンスで日本が誇る“三冠王村上宗隆に打席が回った。村上は相手投手の速球を捉え、左中間フェンス直撃となる逆転打を放ち、侍ジャパンは劇的なサヨナラ勝利を飾った。試合が行われたローンデポ・パークに詰めかけたファンは劇的な一打に大歓声。世界中の野球ファンが侍ジャパンの逆転サヨナラ勝利に沸いた。

 さらにSNS上では、サヨナラのホームを踏んだ、日本が誇る韋駄天の「神足」も話題になっている。それは、最終回に四球で出塁した吉田正尚の代走として起用された、周東右京だ。

 米アナリストのジェレミー・マシーノ氏は自身のTwitterで「このサヨナラゲームで最も注目すべきは、ウキョウシュウトウが時速30・4フィートのスプリントスピードに達し、1塁からホームベースまでわずか10・3秒(3塁からホームまでは3・08秒)で到達したことだろう。ほとんどの選手はこのプレーで得点に到達していない」と、周東の生還スピードを激賞。さらに、同じくアナリストのデビッドアドラー氏は「時速30フィートはMLBエリートスピードだ」とツイートした。

 さらに、MLB公式サイトでアナリストを務めるサラ・ラングス氏は「MLBの球場で行われた2023年WBCの試合のなかでは、一塁からホームに到達した10・28秒は2番目に速い」と、周東の俊足ぶりを紹介。また、スポーツ専門局『ESPN』でコメンテーターを務めるクリントン・イエーツ氏は「ボールがまだ空中にあるときに、シュウトウがどこにいるかを見て。とんでもないです」とツイートし、そのスピードに驚きを隠せない様子だった。

 日本が誇る“韋駄天”が世界の大舞台でも快速を披露し、侍ジャパンを勝利に導いた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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