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 侍ジャパン3月22日ワールド・ベースボール・クラシックWBC)決勝で前回大会優勝国のアメリカを3-2で下し、14年ぶり3度目のWBC制覇を果たした。

 1点ビハインドで迎えた2回、先頭打者で打席を迎えた村上宗隆がアメリカの先発投手・ケリーが投じた初球を完璧に捉え、同点弾を放った。さらに、この回チャンスを広げると、1番のラーズ・ヌートバーの二塁ゴロの間に1点を奪い、逆転に成功。4回には岡本和真にも一発が飛び出し、試合中盤から後半にかけてリードしていた。

【動画】最後は大谷翔平がトラウトから三振!侍ジャパンが「世界一」を奪還した瞬間の歓喜の映像

 一方の投手陣は、世界一奪回に向けて総力戦で戦った。8回にダルビッシュ有が登板するなど、マシンガン継投でアメリカ打線を2失点に封じると、迎えた運命の最終回、日本が誇る“至宝”大谷翔平がマウンドに上がる。大谷は2アウトを取ると、最後はエンゼルス同僚のマイク・トラウトを三振に打ち取った。この瞬間、侍ジャパンが世界の頂点に立った。

 14年ぶり3度目のWBC制覇に、球界の“名将”も喜んだ。現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては2004年~11年まで中日を率いて4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏が自身のYouTubeチャンネル「落合博満のオレ流チャンネル」の動画を更新。世界一に輝いた侍ジャパンを祝福した。

 試合終了の瞬間、落合氏は「おー!やった~!おめでとう!」と興奮した様子で喜びを表現。侍ジャパンWBC制覇を祝福した。

 続けて、落合氏は「いやぁ、これは全員の勝利ですね。栗山監督はよくここまで、まとめあげたと思うよ。素晴らしい」と、侍ジャパンを世界の頂点に導いた栗山英樹監督に賛辞を送った。今大会に臨んだメンバーは、村上宗隆佐々木朗希ら国内組だけでなく、MLBで活躍する大谷翔平ダルビッシュ有、さらには日系選手として史上初の侍ジャパン選出となったラーズ・ヌートバーなど、個性豊かな選手が集結。落合氏が言うように栗山監督はこれらの選手をまとめあげ、侍ジャパンは最後までチーム一丸となって戦い、世界一を掴みとった。

 さらに、落合氏は決勝戦を振り返り、「今日は7人のピッチャーが投げたけど、誰1人としてまずかった投手がいなかった。やっぱり投手力の勝利でしょう」と話し、強力アメリカ打線を封じた日本の投手陣を絶賛した。

 落合氏は動画の最後に「よくぞ皆さん頑張りました。おめでとうございます」と改めて祝福の言葉を送った。侍ジャパンが世界一を奪回し、列島を沸かせた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]