株式会社パイ インターナショナル(豊島区) は、飯野和好が迫力たっぷりに描く神話絵本シリーズ『飯野和好 日本の神話』(全5巻セット)を3月24日に発売します。

  • 発売の背景
飯野和好の日本の神話シリーズは2018年に『スサノオ』の発売を皮切りに、『天の岩戸アマテラス』『因幡の素兎オオナムチ』『スサノオオオナムチ』と続き、2023年1月に『国生み イザナギ イザナミ』の発売でシリーズが完結しました。日本神話の独特な世界を丁寧に描いたことで話題になりました。登場する神々は親しみやすい登場人物として描かれており、初めて日本の神話に触れる子どもはもちろん、普段神話に馴染みのない大人も楽しめるシリーズです。
今回シリーズの完結にあわせ、神話の世界を一度にまとめて楽しめる5巻セットを発売する運びとなりました。
  • 各タイトルの詳細

『国生み イザナギ イザナミ
はるか昔、イザナギイザナミの二人の神が結婚し、アメノヌボコを使って日本の島々を生み出しました。二人は次々に神を生みますが、火の神を生んだとき、イザナミは火に焼かれ、黄泉の国へ旅立ってしまいます。

天の岩戸 アマテラス
太陽の神アマテラスは、荒くれ者の弟スサノオの乱暴な振る舞いに呆れて、天の岩戸に閉じ込もってしまいます。世界が暗闇に包まれ困った神々は、アマテラスを岩戸から引き出そうと、ある作戦を立てます。

スサノオ
乱暴を働き天上界を追われたスサノオは、八岐大蛇に苦しめられて泣いている家族と出会います。クシナダという美しい娘が大蛇に差し出されると聞き、大蛇を退治することに。

因幡の素兎 オオナムチ
ずるがしこい兎は、サメを怒らせて皮をはがされてしまいます。痛みに震えていると、心優しいオオナムチという神様が助けてくれました。ところが、オオナムチは荒くれ者の兄弟達に命を狙われて……。

スサノオオオナムチ
死者の国を治めるスサノオの元を訪ねたオオナムチは、スサノオの娘のスセリヒメとひと目で恋に落ちました。スサノオオオナムチを蛇のいる部屋に寝かせ、野原に火を放ち、頭のムカデ取りをさせるなど、様々な試練を与えます。
国を生むというのを文章で読むのとともに絵がすっと入ってくる。おおよそ簡単にながらも流れはしっかり押さえてあり、安心感がある。
図書館関係者)

なんて赤裸々で、底明るい、わが国の始祖たち。これをはなから、作り事、“神話”なのだとうち捨てて、読み飛ばすのは、ちょっとまった。そりゃ、ムリです。だってそれほどに、この「国生みの物語」は強すぎる衝撃をはなっています! 太い日本に会える絵本でした。
(書店関係者)

神話の神たちのどうしようもない人間臭さ。神という存在でありながら肉親間、夫婦間で血で血を洗うような諍いをし、憎み合い、殺し合う。
その壮絶な緊張感みなぎる展開に魅せられます。『古事記』からの、国生みの神話であるイザナギイザナミの話もまた愛し合っているふたりの行き違いからもたらされる憎しみとともに、そこからまた新たな神々が生まれ出る不思議。
スケールの大きさに酔わされます。そして、いつにも増して飯野和好さんの渾身の絵の迫力にも圧倒されるのです。
(レビュアー)

そうそう、イザナギイザナミはこのように誕生したのだ!と子どもの時に読んだ話を思い出しました。リアルな絵で恐ろしさもありますが、イザナミの反転した感情がより伝わってくるのです。
そして、このイザナミがいたから現在があると改めて感じます。
(レビュアー)

愛している人が黄泉の国へ行く。それに会いに行く。後悔する。逃げる。感謝する。色んな感情に移り変わっていくのも楽しめる作品でした!!
(教育関係者)
  • 原画展

神保町にある子どもの本専門店「ブックハウスカフェ」にて、迫力満点の神話シリーズ 『スサノオ』絵本原画展を開催いたします。4月8日には飯野和好さんのトークイベントも予定しています。ぜひ足をお運びください。

日本の神話『スサノオ』絵本原画展
会期:2023年3月29日(水) ~ 4月11日(火)
時間:11:00~18:00 (最終日17:00まで)
会場:ブックハウスカフェ ガリバー (左奥)
〒101-0051東京都千代田区神田神保町 2-5 北沢ビル 1F
TEL:03-6261-6177 https://bookhousecafe.jp/
※イベントの詳細は決まり次第弊社もしくはブックハウスカフェのサイトにてお知らせいたします。

  • 書誌情報
書名:『飯野和好 日本の神話 全5巻』 https://pie.co.jp/book/i/5758/
価格:本体7,000円+税
ISBN:978-4-7562-5758-1 C8793
発売日:2023年3月24日
著者:飯野和好
発行元:パイ インターナショナル

配信元企業:株式会社パイ インターナショナル

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