
世界規模の感染症の蔓延、災害や紛争、経済ショックや食糧危機など先が見えないこんな時代だからこそ備品の一つに考えてみてもいいかもだ。
テントに代わる簡易住居「Maawa X」はダンボール製ながら、防水&ソーラーパネル付きのポップアップハウスだ
自宅からすぐ荷物をまとめて避難せざるを得ない状況になった時、道具いらずで組み立ても分解も簡単な Maawa X なら仮の住まいとして機能してくれるだろう。
スーツケースに入るサイズに折りたためるうえ重さもたったの17キロほど。だからあっという間に移動できるんだそうだ。
【画像】 防水で設営簡単!ポップアップ式スマートハウスMaawa X
話題のポップアップ式スマートハウス「Maawa X」は、イギリスのロンドンを拠点とするIoTスタートアップ企業 Maawa が手がけたもの。
折りたためばスーツケースに入るほどコンパクトになり、次の目的地まで簡単に持ち運ぶことができる。
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ダンボール製でも防水仕様で太陽光発電にも対応しており、広げると大人1から2人が寝るのに充分な広さがある。

設営も簡単で通常のパッケージと同様にパカッと開く。道具いらずですぐ設営できる点が最大の特徴なのだという。

室内にはスマートパネルもあり、集団設営の場合でも各ハウスの使用状況をまとめて把握できるようになっている。

従来のテントによく使われれるポリエステルやナイロンなどの化学繊維と異なり生分解性でリサイクルも可能だ。
今はまだ特許出願中だが、段ボール製の屋根で難民やホームレスのコミュニティの支援に役立てることを目標にしている。
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一時宿泊所や緊急避難施設に。迅速かつ効率的に手配
Maawa X 開発の背景にあるのは、増え続ける地球人口や、世界中で増加中のホームレスの一時宿泊所、大地震のような自然災害時の緊急避難施設のほか、イベントのたびに放棄される大量のテントなどだ。

迅速かつ効率的に手配でき、ライン生産に対応。低コストなのにしっかりした構造で環境負荷も低いというこのポップアップハウスは、仮の住まいが必要な難民の人々にも役立ちそう。

さて日本では緊急時や災害用の段ボール製ベッドがわりと広まってるが、もし屋外でテント代わりとなるとどれぐらいもつんだろう?
防水でも100%生分解性ということは最近コンビニやスーパーでも買える生分解性プラスチック系のレジ袋よりは短いとか?耐久性とか詳しいスペックまだ不明だけどそのへんもう少し知りたいな。
References:designtaxi / yankodesignなど /written by D/ edited by parumo

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