Nスタ

3月27日より、『Nスタ』(TBS系)がリニューアル。視聴者とのつながりを大切に、ポジティブな“気づき”が得られる視聴者応援型のニュース番組へと舵が切られる。


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■『Nスタ』リニューアル概要

まず、キャスター陣がパワーアップ。飾らない等身大のコメントが視聴者から共感を得ている井上貴博TBSアナウンサーとホラン千秋に、今年1月から金曜キャスターを務めてきた日比麻音子TBSアナウンサーがメインキャスターに加わる。

多ジャンルで活躍する3人によって、組み合わせを変えながら届けられる、日々変化のある『Nスタ』となる。

さらに番組名物のお天気コーナーが視聴者参加型へとチェンジ。台風の専門家ながら“歌って踊れる”異色の気象予報士・広瀬駿氏が新たに加わり、ブーナが子供たちと踊る新しいオープニングもスタートする。


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■キャスターが日替わりで進行

リニューアルに伴い、井上アナウンサー、ホラン、日比アナウンサーのキャスター3人のうち2人が日替わりで登場。月曜と火曜がホラン×日比アナ、水曜と木曜が井上アナ×ホラン、金曜が井上アナ×日比アナという3つの組み合わせによる番組進行が楽しめる。

今年1月から金曜キャスターを務めてきた日比は、2021年のクイーンズ駅伝で入社5年目にして中継所実況を担当するなど実力と開拓精神の持ち主だ。

おなじみの井上アナ×ホランに日比アナが加わることで、ホラン×日比アナのシスターフッド、井上アナ×日比アナの先輩後輩コンビなど、新たな化学反応が生まれることが期待される。

リニューアルにあたって制作された15秒のCMは、3人による自然体で「まさに『Nスタ』らしい」トークが見どころになっている。

また、今回刷新されたビジュアルは誰かの部屋でくつろぐ3人が表現され、『Nスタ』の魅力である「等身大」「ポジティブさ」を象徴するものとなっている。


■熱量高い新しい生中継コーナー

「今だから見たい!」「気になる!」という「話題のスポット」を生中継で伝える新コーナーが登場。ジャンルはグルメやファッションにスポーツ、知る人ぞ知る絶景や裏名所まで。

アナウンサーや海外特派員、JNNの記者たちが国内外の現場を「すたすた」歩き、様々な“気づき”を発見しながら、ライブ感溢れる映像とともに放送。これを見れば誰かに教えたくなる。明日元気になれる、熱量高い新しい生中継コーナーだ。

■日本で一番台風に詳しい気象キャスター

広瀬駿

新たに『Nスタ』天気キャスターとして加わる広瀬駿氏は、2014年に北海道テレビで気象キャスターとしてキャリアをスタート。

現在はMBS毎日放送で天気キャスターとして活躍している。学生時代から台風に関する研究を続けており、「日本で一番台風に詳しい気象キャスター」を目指している。

また、ミュージカルにのめり込み、熱心なフィギュアスケートファンでアマチュアカメラマンでもあるなど多彩な顔を持つ広瀬氏は、北海道テレビ時代には歌って踊りながら、大阪ではフィギュアスケートをしながら天気予報を伝えたという逸話も。


■子供たちの番組生出演も予定

お天気コーナーは「あした天気になーれ!(通称「あし天」)」として明るく楽しく、より身近で親しみやすいコーナーに大変身する。

新生『Nスタ』ではリニューアル特別企画として3月28日からの4日間、お天気コーナー「あし天」が赤坂を飛び出し、東京近郊から中継される。

3月28日から4日間、「ブーナと一緒!春休み子供お天気キャスター体験イベント」が開催されるが、そのイベントの開催地となる商業施設で番組のお天気中継が行われることとなった。イベントに参加してくれた子供たちの番組生出演も予定されている。


■お天気コーナー「あし天ダンス」

あしてんダンス

またお天気コーナーのオープニングとして、ブーナが子供たちとオリジナルの「あし天ダンス」を踊る企画もスタート。

TikTokで人気の振付師・タイガ氏が振り付けした楽しいダンスを、ブーナが各地の保育園や幼稚園におじゃまして子供たちと一緒に「あした天気になーれ!」と願いながら踊る。番組では参加してくれる子供たちを募集している。

■「残された選択肢は…」

井上アナとホランからコメントが到着している。

井上アナ:ニュース番組というと、“遠くて”“お堅い”イメージが強いかと思います。弊社TBSは、とくにです(笑)。ニュース番組はこうあるべきという概念やこれまでの印象をどこまで崩せるものなのか。


これまで無かったような新しいことができるわけではありません。そう簡単に印象を変えられるものでもありませんが、失敗を重ねながら試行錯誤を続けてまいります。残された選択肢は、変化のみ。精進いたします。

ホラン:これまで『Nスタ』で6年間、ニュースを伝える中で多くの気づきがありました。幸せの選択肢、多様な価値観、常に失う可能性がある日常。そんな変化の中を生きてきた私たちが今迎えようとしている世界は、いったいどんな景色なのでしょうか。


正解のない、自らの手でデザインする未来をどう生きるべきか。ニュースを自分ごととして捉えながら、出演者一同さまざまな視点からお伝えできればと思っています。


■「ありのままの自分で全力を」

日比アナ、広瀬キャスターからのコメントは下記の通り。

日比アナ:このたび新たにメインキャスターを務めます。日々様々な情報が行き交い、夕方の過ごし方もそれぞれ違う中で、素直に誠実にニュースと向き合い、見てくださる方と一緒に考え一緒に前進できる、そんなキャスターを目指します。


「今日も明日も、『Nスタ』に会いに来たい」そう思ってもらえるような番組作りを続けていきたいです。ありのままの自分で全力を尽くします! どうぞよろしくお願いいたします。

広瀬氏:私は小学生のころから、歌って踊れるお天気キャスターになることが夢でした。ときには歌って踊って、フィギュアスケートもして!? 台風や大雨のときはしっかり解説を。


楽しくわかりやすく、毎日が特別でまるでショータイムのように、これまで見たことのないような新しい天気コーナーをお届けできましたら。


先輩キャスターの森田さんと國本さんの背中に少しでも追いつけるよう頑張りますので、これからどうぞよろしくお願いいたします!


■「リアルなつながり、熱量、情報の厚み」

プロデューサー・法亢順氏からもコメントが。

法亢P:平日の夕方にテレビに求めるものとは? テレビだからできることとは…? 模索し続けています。改めてこだわりたいと思ったのは、ニュース番組ならではの国内外とのリアルなつながり、熱量、情報の厚み。


そして、生きざまも働き方も多様化するなか、異なる考えが織り交ざることによる“気づき”があることです。『Nスタ』には明日につながる“気づき”がある。すたすたと、足取り軽くいけますように。

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(文/Sirabee 編集部・ホンマみつる

『Nスタ』がパワーアップ ホラン千秋らキャスターが2人ずつ日替わりで放送