
サメの中でも大型で、なんでも食べちゃうことで知られている「イタチザメ」が、ダイバーの360度カメラに食らいついた。
その結果、イタチザメの口の中の構造がまるわかりになったようだ。
【画像】 イタチザメがダイバーのカメラを食べようと口の中に入れる
水中写真家のジミー・ダ・キッド(Zimy Da Kid)さんが、海の生き物たちの姿を撮影しようとダイビングを行っていたところ、撮影用の機材である360度カメラ「Insta360」に興味をしめしたイタチザメがやってきた。
どれどれどんな味かな?とばかりに大きな口をかけてカメラに嚙みついた。
カメラは頑丈だったようで、その結果、普段はみることのできないイタチザメの口の中を撮影するとう奇跡が訪れたという。

結局このカメラはイタチザメの口にあわなかったようで、カメラを吐き出すと、イタチザメはそのまま泳いで去っていった。
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なんでも食べようとする食いしん坊のイタチザメ
イタチザメは、メジロザメ目イタチザメ科に属するサメの仲間だ。世界中の熱帯および亜熱帯の海域に多く生息しており、幼魚には黒い横じまがあることから英語では「タイガーシャーク」と呼ばれている。
イタチザメは、サメの中でもかなり大型になる種で、成体の体長は4~5mにもなる。最大全長は5.5m以上で、全長8mに達する個体もいるそうだ。
主に魚類を捕食する肉食魚なのだが、食いしん坊でなんでも食べようとする。そのため、胃の中から驚くほど色々なものが出てくるそうだ。
これまでイルカ、鳥、カメレオン、犬、馬、人間などが見つかったことがあるという。
無敵感があるイタチザメだが、過剰な漁獲、環境汚染、生息地の破壊などによって、生息数が減少しており、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで、絶滅危惧種に指定されている。
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