テレビアニメ第2期となる東京リベンジャーズ 聖夜決戦編』が絶賛放映中で、実写版映画の公開も控えている「東京リベンジャーズ」。
実は本作は海外の熱心なアニメファンの間でもかなり好評なことを知っていますでしょうか? 第1期の放送時には日本のみならず世界中に続きが気になって仕方がないファンが急増しました。

そんな『東京リベンジャーズ』の第2期が2023年1月より放送スタート。それに伴い、すでに多くの海外ファンから反響が寄せられています。本稿では、『東京リベンジャーズ 聖夜決戦編』の海外の反応をご紹介します。

※記事の特性上、内容に触れています。

 TVアニメ『東京リベンジャーズ』公式サイトより

TVアニメ『東京リベンジャーズ』公式サイトより

TVアニメ『東京リベンジャーズ』公式サイトより

海外ファンも待望「ずっと待ってたぜ!」「マジかよ」

東京リベンジャーズ』は、2017年から2022年まで「週刊少年マガジン」にて連載された和久井健氏による漫画を原作としています。
うだつの上がらない青年・花垣武道が、東京卍會というギャングの抗争に巻き込まれて死亡してしまった中学時代の恋人・橘日向を救うため、12年前にタイムリープ。様々な仲間たちとの出会いを経て、人生のリベンジを果たそうとする物語が展開されます。
第2期となる「聖夜決戦編」では、ヒナを救い未来へと戻ったタケミチを更なる危機が襲います。救ったはずのヒナが死亡する未来は変わっておらず、より最悪な未来が待ち構えていたのです。この現実を変えるために、タケミチは再び12年前へとタイムリープすることを決意。そんなタケミチを柴大寿率いる十代目「黒龍」と東京卍會の抗争が待ち構えているのでした。

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第1期のラストは、現代へと戻ったタケミチが、諸悪の根源である稀咲鉄太に捕まってしまい、銃口を向けられる場面で幕を閉じ、「ウソだろ!こんな終わり方あるのかよ!?」といった声が多く寄せられていました。したがって、第2期の放送を今か今かと待ちわびていたファンが多いというのも事実。
とりわけ海外ファンたちにとっては、原作漫画を読んでいないことがほとんどのため、文字通り待望の続編というわけです。

第1期でもリアクション動画を投稿していた3人組リアクション動画配信者の「YaBoyRoshi」は、初っ端から「この時をずっと待ってたぜ!」と歓喜の声を上げています。

いざ物語が始まり、冒頭の稀咲がタケミチに銃を向けている場面で電気が消えると、「なんだ?なんだ?」と驚きを隠せないご様子…そしてタケミチが何者かによって救い出されると「誰だ?場地なのか?それとも警察?」と、すでに過去で死亡してしまった場地さん生存を願うかのようなコメントを口にします。

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しかしながら、そんな淡い願いは叶うことがなく、助けに来たのが、かつての宿敵・羽宮一虎だと知ると、「一虎!?」と驚愕。どうやら予想の斜め上を行ったようです。
さらに物語が進行し、一虎と共に、タイムリープトリガーでもある橘直人の元へと向かう場面。

ここで直人が絡んでくるのかと脚本の妙に感心させられる3人……タケミチと直人が対面する場面で、画面向かって右側に座るLupasanが「逮捕する」と、いつものようにチャチャを入れます。

すると、なんとも不思議なことに、本当に直人がタケミチに手錠をする展開に! これには3人そろって「マジかよ!?」と驚きを隠せず、予想外(いや予想通り?)の展開に抱腹絶倒するシーンが強烈なインパクトを残しました。

Blu-ray『東京リベンジャーズ』聖夜決戦編 第1巻...

Blu-ray『東京リベンジャーズ』聖夜決戦編 第1巻(ポニーキャニオン)

Blu-ray『東京リベンジャーズ』聖夜決戦編 第1巻(ポニーキャニオン)

via Blu-ray『東京リベンジャーズ』聖夜決戦編 第1巻(ポニーキャニオン)

そして、第1話の幕が閉じ、総括として、中央に座るDwight「アニメーションも作画も前シーズンに比べて良くなってるし、最初にCGIで面白いことをしていた」とコメント。画面左側に座するグループの紅一点Sheeraは「打つ手がないってところがドクター・ストレンジ』を思い出したわ」と、大ヒットマーベル映画を引き合いに出す形で、本作を例えました。

3人とも、第1話の段階で、あまりの情報量の多さに圧倒されている印象を受け、衝撃展開が多々ある『東京リベンジャーズ』を大いに楽しんでいるようです。

海外レビュワー「マイキーは最強のキャラクターである」

それでは、海外のレビュワーはどんな反応を示しているのでしょうか?
アメリカの大手レビューサイト「IMDb」において、『東京リベンジャーズ 聖夜決戦編』第9話放送終了時点で、最も高い評価を得ているエピソードは、第9話「Dawning of a new era」。同エピソードは、クリスマス対決の場面でマイキーが登場するところから幕を開けるのですが、レビュワーの一人は「このエピソードのハイライトは大寿とマイキーの対決シーンである」と表現。

「多くのファンが大寿をマイキーが圧倒するだろうと予想し、マイキーはそれをやってのけた。最初に致命的なパンチを喰らったため、簡単に倒せる相手ではないと思われたが、それでも立ち上がり、大寿を倒したというのは、マイキーがこのアニメで最強のキャラクターであるということを物語っているのかもしれない」

……と、改めてマイキーの強さを思い知らされると同時に、誰一人としてマイキーには太刀打ちできないという圧倒的存在感を実感したようなのです。

Blu-ray『東京リベンジャーズ』聖夜決戦編 第2巻...

Blu-ray『東京リベンジャーズ』聖夜決戦編 第2巻(ポニーキャニオン)

Blu-ray『東京リベンジャーズ』聖夜決戦編 第2巻(ポニーキャニオン)

via Blu-ray『東京リベンジャーズ』聖夜決戦編 第2巻(ポニーキャニオン)
そしてマイキーは場地の死によって心理的に大きな影響を受けているのかもしれない。それは周囲の人間にとって必ずしも良いことであるとは言えないだろう」と、今後のマイキーの存在を危惧した警鐘を鳴らしています。

海外のレビュワーの間では、のちに東京卍會の在り方を大きく変えることになる佐野万次郎ことマイキーの性格の変化を感じ取っている人が多く、この「聖夜決戦編」ではマイキーが大きく変わり始める序章だととらえる意見が多いように感じました。

そういったことも踏まえて、マイキーの未来が象られ始める第9話というのが、最も高い評価を得ているのではないでしょうか。

原作をすでに読み終えている身としては、「聖夜決戦編」の後に驚きの衝撃展開がわんさか控えており、マイキーもまた人が変わってしまったようになってしまうため、海外のリアクター、レビュアーの皆さんの心臓が持つのかどうか若干心配になってしまう部分もあります(笑)。

今後の『東京リベンジャーズ』は、海外の反応にも大いに注目していきたいところです。

(執筆:zash)

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『東京卍リベンジャーズ』概要

東京卍リベンジャーズ』は「週刊少年マガジン」で2017年より連載中の和久井健による漫画。1~29巻が発売中で累計6500万部突破の人気作。

人生どん底のダメフリーター・花垣武道(タケミチ)は、中学時代に付き合っていた人生唯一の恋人・橘日向(ヒナタ)が最凶最悪の悪党連合“東京卍會”に殺されたことを知る。ある日、人生のピークだった12年前の中学時代にタイムリープし、恋人を救うため、逃げ続けた自分を変えるため、人生のリベンジを開始するストーリー。

2021年にはTVアニメ放映&7月実写映画公開された。

■公式サイト:https://shonenmagazine.com/special_page/tokyorevengers
■公式Twitter:@toman_official(https://twitter.com/toman_official

TVアニメ『東京リベンジャーズ』“聖夜決戦編”PV