「1時間だけなら」と家族と外出した女性が帰宅すると、家の中はソファーから飛び出した羽毛で溢れていた。飼っている2頭のラブラドール・レトリバーいたずらだったが、女性は愛犬たちの姿に大爆笑、叱ることさえ忘れてカメラのシャッターを切ったという。当時の写真とともに英ニュースサイト『Metro』などが伝えている。

英ハダースフィールドに住むジュリーサンダースさん(Julie Saunders、38)はラブラドール・レトリバーの“ロコ(Rocco、7)”と“ポピーPoppy、4)”を飼っている。

今月14日のこと、ジュリーさんは家族との外食で1時間だけ家を空け、そそくさと帰宅した。そして玄関のドアを開けると、部屋の様子がいつもと違うことに気付いた。

「家に足を踏み入れた瞬間、『オーマイガー』と思ったわ。だって家中、アヒルの羽毛だらけだったから…。その後、おもちゃを口にくわえたポピーが玄関までやってきたけど、ロコはソファーに座ったままで動こうともしなかったのよ」と当時のことを振り返るジュリーさん。ロコがくつろいでいたソファーは約8万円(500ポンド)と決して安くはなく、2頭に表面を引き裂かれ、中の羽毛が飛び出していたという。

実はジュリーさん、いつもはソファーの上に青いカバーを被せているが、その日は洗濯しようと外していたそうで、「あの子たちの姿が可笑しくてね。あまりに可愛くて怒る気にもなれず、すぐに写真を撮ったわ。みんなで大爆笑だったわよ!」と明かしている。

そして「留守にしていた1時間で何が起きたのか」について、次のように推測した。

「きっと2頭のうちのどちらかがテニスボールで遊んでいて、ソファーの上に載ったボールを取ろうとしたのではないかしら。そしてソファーの表面に小さな穴が開き、羽毛が数枚飛び出したのでしょうね。」

ラブラドール・レトリバーはもともと狩猟犬だから、本能的にアヒルの羽毛の匂いに反応し、ソファーを引き裂いて遊び始めてしまったと思うの。ソファーにはカバーをしていなかったから、きっと引き裂きやすかったのではないかしら。」

なおジュリーさんはその後、飛び散った羽毛をできる限りかき集めたそうで、「これから羽毛をソファーに詰め、縫い合わせる予定なの」と苦笑した。2頭のうち特にやんちゃなのはロコだそうで、このハプニングが起きた後、Facebookに当時の2頭の写真を投稿、「1時間だけ外出して戻ったのに! 犯人は誰かしら?」と言葉を添えた。

するとこの投稿には、「大爆笑! これは最高だよ」「ラブラドール・レトリバーいたずらではここ数年でベストピクチャー賞に値するね」「羽毛を全部かき集めるには数か月かかるのでは?」「掃除が大変そう」「ぬいぐるみをくわえた犬の『私がやりました』という表情が最高!」「うちのラブラドール・レトリバーも叱られたり、『自分が悪い』と分かっている時に目をつぶるのよ。そうすれば『相手も自分を見ていない』と思うのかしらね」「羽毛に包まれた犬があまりにも快適そうで笑ったよ」といったコメントが寄せられた。

一方で「散歩が足らないのでは? もっと外に出してあげるといいと思う」「きっと退屈だったのよ。これは飼い主が悪いわ」「実は1時間よりも長く外出していたのでは?」という声もあがったが、ジュリーさんは「2頭がこんな大胆ないたずらをしたのは初めてのことなのよ!」と明かし、こう続けた。

「私が家で仕事をしている時、2頭はあのソファーがあるオフィスにいることが多いの。でも今後外出する時は、2頭をキッチンに移動することにするわ!」

ちなみに今年1月には、飼い主が不在だった30分の間に玄関ドアに穴を開けた犬が話題となった。犬は寂しくて、玄関の戸を噛み始めたようだったという。

画像は『Tyla 2023年3月21日付「Mum left stunned after two naughty labradors ripped £500 sofa to shreds」(Credit: Kennedy News and Media)』『Metro 2023年3月22日付「Woman returns home to mayhem after her labradors destroy £500 sofa」(Picture: Kennedy News & Media)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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