
アメリカ、ネブラスカ州の幼稚園(プレスクール)の教室の窓から、1羽のフクロウが飛び込んできた。フクロウは先生きどりで、教室の大きなモニターの上にとまり、子供たちの様子を観察している。
ほとんどの子供たちは、フクロウを間近で見るのは初めての経験で、フクロウ先生の登場に大はしゃぎ。フクロウは子供たちに大切なことを教えていったようだ。
ネブラスカ州の幼稚園「G & G's Little Rascals」の教室の窓から、颯爽と登場したのはフクロウ。耳のような羽角があるので正確にはミミズクだ。
特別教師の登場に子供たちは大喜びでおおはしゃぎ。だがフクロウ先生はまったく動じず、教室にある大きなモニターの上にとまると、子供たちの様子をじっと観察している。
「このクラスは騒がしいですね。先生はみんながおとなしくなるまで何も話しませんよ」とでも言っているような貫禄すらある。
フクロウ先生は大切なことを子供たちに教えていきました
このまま立ち去る気配がまったくないので、園のスタッフは、野生生物を保護、救済する州の施設「Nebraska Game and Parks cares 」に連絡した。
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フクロウは、保護官が近づいても全く動じなかったので、保護官はフクロウをつかまえてケージの中に安全に入れることができた。
保護官はケージにいれたフクロウと共に去っていった。

子供たちはその様子を真剣に見守っていたが、連れて行ったフクロウがどうなってしまうのか、とても心配していた。
そこでフクロウを保護したピアソン保護官は、連れて行ったフクロウをどうしたかを撮影し、Instagramに投稿した。
保護したフクロウは、車に乗せられ、生息地である自然の中に解き放たれ、飛び立っていったのだ。

フクロウは無事に野生に返されたことを知って、子供たちは安心したようだ。
どうやらフクロウ先生は、子供たちに野生動物を見つけたらどうすればいいのかを教えにきたのかもしれない。
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「野生動物を扱う専門の機関に連絡し、傷つけないよう保護し、自然に返す」
子供たちはこの一連の流れをしっかり学んだことだろう。ありがとう、フクロウ先生、今度は別の学校にも指導しにいってあげてね。

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