
市川美絵がパーソナリティをつとめるJFN系列で放送されているラジオ生放送番組「Seasoning~season your life with music~」。3月16日(木)の放送は、木曜レギュラーパートナーの若新雄純(慶應大学特任准教授などを務めるプロデューサー)が出演。最近起きたニュースを独自の視点で解説するコーナー「若新雄純の『色メガネ』」では、小中高生に聞いた「大人になったらなりたいもの」アンケート調査に関するニュースを取り上げました。
◆「大人になったらなりたいもの」中高生男女で「会社員」が1位
第一生命が全国の小中高生3,000人を対象に、「大人になったらなりたいもの」に関するアンケート調査を実施しました。この調査結果によると、中学生・高校生の男女ともに1位は「会社員」という結果に。小学生女子のみ1位が「パティシエ」だったものの、小学生男子も「会社員」が1位という結果でした。
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今回、小学生女子を除いて1位となった「会社員」のイメージについて、若新は「バランス感覚が大切な職業を象徴している」とコメント。
「会社員」が上位を占める一方で、男子のランキングでは「ゲームクリエイター」が、小学生では5位、中学生は4位、高校生は8位にランクイン。女子では「漫画家/イラストレーター」が、小・中学生でともに2位にランクインしました。
この2つの職業について若新は「遊びのある仕事」とも。「会社員というのは、もちろん人それぞれ個性はあると思うが、いろいろな人との付き合いも必要だし、仕事についても“これだけができる”ではダメ。バランスが取れないと務まらない仕事。だから、真面目でバランスが良い(ことが求められる)」と説明。そして、学校生活においても「基本的にバランスを取ることが望まれ、鍛えられ、バランス良く育ったその先にあるのが、会社員というゴール」と言います。
一方、「漫画家」という仕事は、遊び心を持った上で、その道をひたすら突き詰める業種ということもあって「(漫画家さんの)インタビューなどを聞くと、1日のルーティンなど、変わった生活を送っている人が多い」と印象を語ります。
また、今回のようなランキングについて語るときに、大切なこととして「子どもたちにはいろいろな性質がある。バランスの良い大人になれそうな子と、バランスの悪い大人になりそうな子など、(接していて)なんとなく感じると思うけど、バランスの悪いことは欠点ばかりではない。バランスが悪くてもやっていける、“面白い道”を探し始めるといいな」と思いを伝えました。
多くの子どもたちから「会社員」が支持される現状については、「バランスが良いことが大切で、社会から褒められると感じているのだと思う」と推測しつつ、「『会社員』は、何か(の能力)に飛び抜けていなくても、すごい成果を出さなくても、基本的には決められた時間に、決まった場所で、決められたことをすることで給料が保障される。そこで求められるのはやっぱり、全方位的にバランス感覚があること」と、会社員という職業について言及。
また、アメリカのOpenAI社が開発したチャットボット「ChatGPT(チャットGPT)」など、近年、AI(人工知能)の活用が進んでいることを引き合いに出し、「知的な先生とよばれた仕事ほど(AIに)奪われていく可能性があるとすると、残るものはAIには成し得ない人間的な“バランスの悪さ”というか、そういったものも注目されるのではないか」との見解も述べました。
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<番組概要>
番組名:Seasoning~season your life with music~
放送日時:毎週月曜~木曜 13:30~15:55
放送エリア:TOKYO FMをのぞくJFN全国20局ネット
パーソナリティ:市川美絵、角田陽一郎(月曜)、副島淳(水曜)、若新雄純(木曜)
番組Webサイト:https://audee.jp/program/show/38286

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