吉田正尚

26日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、元横浜ベイスターズシアトル・マリナーズ佐々木主浩氏が大苦戦となったワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝メキシコ戦の勝因を語った。


■WBCメキシコ戦を振り返る

番組冒頭、死闘となったWBC準決勝・日本対メキシコ戦を振り返る。

VTRを見た佐々木氏は「メキシコは勢いがありましたね。でもそれ以上に、日本の選手の集中力がすごかったと思います」とコメントした。


関連記事:侍ジャパンのメキシコ戦、高橋慶彦氏が試合展開を予想 「戦術らしい戦術は…」

■槙原氏も持論

読売ジャイアンツ槙原寛己氏は「吉田選手の同点3ランホームランというので、あれですごくみんな勢いをもらって。これ、行けるんじゃないかと思ったら、そのあと2点を取られるわけでしょ。そこでも諦めなかった日本チームの粘り強さみたいなものが、最後を生んだ」と解説。

さらに「サヨナラのケースって今までだったら日本チームはバントなんですよ。そこを村上に託したという栗山監督の気持ちみたいなものが、村上を一段と奮い立たせたんじゃないか」と指摘した。


■今までない勝ち方

そして槙原氏は「今までにない勝ち方を見せてくれた日本は、すげえ頼もしく感じました。今回スモーベースボールという言葉が一言もなかった。今までは1回から4回までバントで送ったり盗塁だとか、いろいろやって」と話す。

続けて「圧倒的に準決勝と決勝は力で勝ちましたんで。どのピッチャーよりも球が速くてどのバッターよりも飛ばしたのは日本チームですよ」と称賛した。


■吉田選手のプレーが勝因?

関口はメキシコ戦について「試合としてはどうですか。危なかっしいところもあったけど、ピッチャーのつなぎ。良いところで吉田くんがちゃんと打っている」と総括する。

すると佐々木氏は「吉田くんがさしたところ。あの1点が大きかったですね、ホームで。1点を防いだのが。あれが大きいです」とコメント。

吉田選手が8回表2アウト2、3塁でメキシコのパレデス選手が放ったタイムリーヒットを放った際、2塁ランナーを外野からの返球でアウトにしたプレーが勝因の1つと分析していた。


ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)や侍ジャパン関連記事はこちら

・合わせて読みたい→佐々木朗希、WBCサヨナラ勝ちで「最強チームメイト」に感謝 「救われた」

(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治

「吉田正尚がホームで…」 佐々木主浩氏がWBCメキシコ戦の勝因を分析