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北海道では、今月に入ってから気温が高めで、各地で雪解けが順調に進んでいました。しかし、今日から明日にかけての雪で、再び平地でもうっすらと積もる恐れがあります。どの地域でどれくらい雪が降るのかなど、詳しく解説します。

今夜から雪が本格化 平地でも積もる恐れ

今日(26日)の北海道付近には、本州方面の前線を伴った低気圧から気圧の谷がのびてくるでしょう。明日(27日)にかけて上空には冷たい空気が流れ込む見込みです。

道内では、次第に雨や雪の範囲が広くなり、夜にはほぼ全道で雨や雪となりそうです。沿岸や道南では、降るものは雨の所が多いですが、内陸では雪やみぞれとなる所も多く、日高山脈周辺など山沿いを中心に降り方が強まることもありそうです。明日にかけて降る雪の量は、山間部を中心に多い所で10センチから20センチくらいの見込みです。峠付近や山間部では積雪状態となり、平地でも道東方面や上川地方を中心に雪がうっすらと積もる恐れがあります。

明日にかけて路面状況の変化に注意し、もし車を夏タイヤに変えてしまった場合は、公共交通機関を利用するなど、対策を行ってください。また、全般に湿った雪で風も強まるため、着雪による倒木で停電が起きる可能性もあります。もしもの時の停電に備えて、携帯ラジオや懐中電灯モバイルバッテリーなどは用意しておくと安心です。

天気の回復はいつ?

明日の朝までは道東方面を中心に雪や雨の降りやすい状態が続き、局地的に降り方が強まるでしょう。通勤の際に路面が凍結していたり、山沿いの地域では積雪状態となっている恐れもあるため、朝家を出る際は、時間に余裕を持つとよさそうです。

しかし、天気の回復は早く、昼頃に雪や雨はやんで、西から次第に晴れてくるでしょう。明日の日中は広い範囲で青空が見られそうです。しかし、全道的に北または西よりの風が強まるため、日差しが戻っても空気はひんやりと感じられそうです。天気が回復しても、外出には暖かい服装を心がけてください。

なお、28日火曜日以降は、上空に暖かい空気が流れ込みやすくなり、道内でも日中は広く10度以上の気温となるでしょう。週末にかけては晴れる日も多くなるため、ぽかぽか陽気を感じられそうです。

北海道 明日27日にかけて全道で雨や雪 平地でも再び積雪状態となる恐れ