5月14日(日)放送開始のプレミアムドラマ「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」(毎週日曜夜10:00-10:50、NHK BSプレミアムほか、全10話)に、福地桃子、奥野瑛太、林遣都、古舘寛治、山田真歩が出演することが新たに分かった。

【写真】河合優実“七実”の友人を演じる福地桃子の透明感あふれるショット

河合優実主演の同ドラマは、作家・岸田奈美の家族をめぐる自伝的エッセーをドラマ化。「楽しい」や「悲しい」など一言では説明ができない情報過多な日々の出来事を、あたたかな筆致で描き出す。

■あらすじ

岸本七実(河合)は高校生。学校では、きらきらした一軍女子たちの輪に入れずに、今日も同じ三軍同士、天ヶ瀬環(福地)と授業でペアを組まされていた。いささか自意識をこじらせながら暮らしていたある日、母のひとみ(坂井真紀)から連絡が入る。ダウン症の弟・草太(吉田葵)が万引きをしたかもしれないというのだ。

七実の、ありえないことが次々と起こるてんやわんやな日々が続いていく…。大好きだった父・耕助(錦戸亮)の死、あまりにマイペースな祖母・芳子(美保純)との生活など、さまざまな出来事と向き合い、必死で笑い飛ばし、時々涙しながら、七実は「作家」としてブレイクすることを目指す。

■“配送業者”陶山克哉役・奥野瑛太コメント

岸本さんの区域を担当させてもらってますミナト運輸の配達員・陶山です。日々たくさんのお荷物の受け渡しをしておりますと、ふと自分は「誰から何を受け取って、誰に何を渡せているのか」とそこはかとなく思う時があります。きっと僕自身、岸本家の玄関先で、目には見えない“明るさと元気”を受け取ってまた次の配達に向かっているのだと。岸田さんのご家族のお話を通して、たくさんの感情と明日へ向かうエネルギーを受け取りました。今度はそれらをドラマでお届けに伺います。

■“七実(河合)の友人”天ヶ瀬環役・福地桃子コメント

クランクインしてからは少し時間が経っているのですが、はじめて撮影に参加した日に河合優実さんから「大九監督の表現がとても豊かで愉しい」というお話を聞いて、これから作品に参加することへの興味をさらに貰えたようなやりとりを二人でしたのを覚えています。オリジナルキャラクターということで愛に溢れた、このドラマに環として。少しでも温もりを添えることが出来たらとても幸せなことだなと思います。もうすぐたくさんの方に見ていただけるのがうれしい気持ちです!

小野寺柊司役・林遣都コメント

また大九組への参加が決まりウキウキしています。脚本は涙なしでは読めませんでした。自分の家族に思いを馳せながら、たくさん笑って、たくさん泣きました。大九さんを始め、すてきなキャストスタッフの方々の手によって、どれほど愛らしく豊かな作品になるんだろうと完成が楽しみで仕方ありません。今回僕は「小野寺柊司」というかっこいい名前の男を演じさせていただきます。きっとかっこいい役になると思います。ご期待ください。

■“テレビプロデューサー”二階堂錠役・古舘寛治コメント

いや脚本が面白い!俳優としてはそこが最重要なので、そこでまずガシッと掴まれました。いわゆる浪花節な御涙頂戴ではないのに泣ける。笑えて、泣ける。それは岸田さんの原作を丁寧に脚本にしたからなんだろうなと。これはもう期待大です。僕も自分の期待に応えられるような仕事をしなければ…。地道に頑張ります!

■“編集者”末永繭役・山田真歩コメント

岸田奈美さんコラムを読んでいたら、彼女のお父さんの言葉が出てきた。「世の中がおもろくないなら、世の中をおもしろくすることは諦めろ。自分がおもろいと思うことを、世の中に送り続けろ」と父は娘に語ったという。自分が「面白い」と思うことをちゃんと信じて発信し続けるのは、実はとても勇気のいることだと思う。でも、そういう人の背中に勇気をもらう人もたくさんいる。私もその一人だ。

「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」新たな出演者/※提供写真