
一度も出産をしたことのない13歳のチワワが、ひょんなことからお母さん役をすることになった。
赤ちゃんは、4匹の孤児のオポッサムだ。
飼い主が偶然保護したオポッサムの赤ちゃん母親代わりになることを、チワワはすすんで引き受け、その自然な子育てぶりに、飼い主は驚かされた。
チワワの母さんに育ててもらったオポッサム4匹は、やがて自然へと帰って行ったという。
チワワのソフィア(13歳)が、高齢にして突然4匹の子育てをすることになったのは、今から2年前のことだった。
ソフィアの飼い主であるジェイムズさんが、偶然4匹のオポッサムの赤ちゃんを保護したのだ。
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4匹のオポッサムの赤ちゃんは、車にはねられた母親のすぐそばの道路で発見されました。
私たちは赤ちゃんを家に連れて帰りました。すると、飼い犬のソフィアが4匹にすぐに興味を持って、母親のように赤ちゃんを守るようになったのです。
ソフィアは、一度も出産したことがなかった。だが、オポッサムの赤ちゃんが母親を必要としていることを感じ取ったのだろう、すすんで母親役を買って出るようになったという。

4匹が快適に、安全に育つよう、ソフィアは母性本能を最大限に発揮した。
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高齢で母親になったことがなかったのに、ソフィアの行動は自然な母親そのもので、私たちを驚かせました。(ジェイムズさん)

オポッサムの赤ちゃんを背中に乗せて育てたソフィア
通常、オポッサムの母親は、子供を背中に乗せて移動する。犬のソフィアは、そうしたことにはまったく慣れていなかったが、少し時間がかかっただけで、あとは自然に4匹を背中に乗せて運ぶようになった。

孤児の4匹は、チワワの母さんのもとですくすく元気に育っていった。
すぐに大きくなりすぎて、ソフィアの背中に飛び乗ることができなくなりました(笑)
でも、ソフィアは常に警戒を怠らず、4匹の行動を見守っていました。
やがて、ソフィアのやさしい世話と愛情のおかげで成長を続けたオポッサムの赤ちゃん4匹が、自然に帰る時が近付いてきた。

野生へ帰って行った4匹のオポッサム
その年の秋の終わり、ジェイムズさんは4匹を野生に話した。
もう、ソフィア母さんがいなくても、4匹たちは自力で生きていけると判断したのだ。
あれから2年の歳月が流れた。今も、ソフィアは元気に生きているという。
ジェイムズさんは、ソフィアが育てた4匹のオポッサムもきっと元気で暮らしていると信じている。

最近、家の周りで、時々オポッサムを目にするそうだ。
それが、ソフィアが育てた孤児なのかどうかはわからないが、ジェイムズさんは、ソフィアが生きている間に、いつかあの4匹が挨拶に戻ってきてくれるかもしれないと思っている。
References:Sweet Senior Dog Makes Sure Orphaned Opossums Don't Grow Up Without Love/ written by Scarlet / edited by parumo

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