OpsRamp社のテクノロジーおよびHPE GreenLake edge-to-cloudプラットフォームにより、ハイブリッドおよびマルチ クラウド環境にある、様々なベンダーのコンピュート、ネットワーク、ストレージ、アプリケーションの一元的な管理を実現
概 要

  • Gartnerは、ITOM市場を約390億ドル*1 規模と推定
  • OpsRamp社のテクノロジーとHPE GreenLakeの組み合わせは、大手ハイパースケーラーを含むハイブリッドおよびマルチクラウド、マルチベンダー製品で構成されるIT基盤の管理および変革のための統合ハイブリッドクラウドプラットフォームを提供
  • OpsRamp社のテクノロジーが加わることで、マルチベンダーで構成される複雑なITシステムとワークロードを抱えるお客様が、IT投資のより効率的な管理および、インシデントの迅速な解決が可能

[米国テキサス州ヒューストン – 2023年3月20日]
HPEは本日、OpsRamp社を買収する正式契約を締結したことを発表しました。同社は、大手ハイパースケーラーを含むハイブリッドおよびマルチクラウド環境のITインフラ、クラウドリソース、ワークロード、アプリケーションの監視、観測、自動化、管理を担うIT運用管理(ITOM)ソリューションを提供する企業です。Gartnerは、ITOM市場を約390億ドル*1 規模と推定しています。

OpsRamp社のハイブリッドデジタル運用管理ソリューションをHPE GreenLake edge-to-cloudプラットフォームに統合し、HPEのサービスでサポートすることで、パブリッククラウド、コロケーション、オンプレミスで、マルチベンダーかつマルチクラウド状態にあるIT環境における運用の複雑さを軽減します。OpsRamp 社のテクノロジーは、AI によるIT運用における監視、自動化、イベントの検出と解決を担うAIOpsを実現し、ハイブリッドおよびマルチクラウドの IT 環境においてエンドツーエンドの可視性、可観測性、制御性を提供します。これらの機能は、様々なベンダーによるコンピュート、ネットワーク、ストレージに加え、クラウドリソース、コンテナ仮想マシンアプリケーションも網羅します。IDCによると、64%*2 の企業が複数のクラウドプロバイダーを利用しており、異種クラウド混在環境にまたがるITの運用を管理する機能の重要性がますます高まっています。

HPEの最高技術責任者であるフィデルマ・ルッソ(Fidelma Russo)は次のように述べています。
「お客様は、複数の異なるクラウド環境をそれぞれのIT運用モデルとツールで管理しているため、デジタル運用管理のコストが増大し、複雑さが増しています。OpsRamp社とHPEの組み合わせは、マルチベンダーおよびマルチクラウドのIT基盤をより効果的に管理し、変革することができる統合されたEdge-to-Cloudプラットフォームを提供します。このたびの買収により、HPEのハイブリッドクラウドにおけるリーダーシップが強化され、HPE GreenLakeプラットフォームのITOM領域への拡大が実現されます」

HPE GreenLake edge-to-cloudプラットフォームは、ハイブリッド クラウド エクスペリエンスの基盤
HPE GreenLakeプラットフォームは、お客様とパートナーに、統一されたハイブリッド クラウド エクスペリエンスとクラウドサービスへの容易なアクセスを提供します。OpsRamp社のサービスが加わることで、マルチベンダーで構成される複雑なITシステムやワークロードに直面している新規および既存のHPEのお客様は、IT投資をより効率的に管理できるようになり、インシデントを迅速に解決できるようになります。単一のプラットフォームからハイブリッドクラウド基盤の自動化、オーケストレーション、運用するメリットを享受できます。

OpsRamp社が提供する機能は、HPEが提供するサービスポートフォリオを拡大する位置づけにあり、アドバイザリー、運用、HPE GreenLakeマネージドサービスにより、ハイブリッドおよびマルチクラウドIT環境のエンドツーエンドのサポートを提供します。お客様は異種クラウド混在環境のより効果的な管理、運用コストの劇的な削減、ユーザーのITエクスペリエンス全般の向上を実現することができます。提供する機能には、マルチベンダーツール統合、手動プロセスのAIOpsによる自動化と合理化、監視と可観測性によるインシデント解決の大幅な改善が含まれます。

米国カリフォルニア州サンノゼに本社を置くOpsRamp社は、2020年のHewlett Packard Pathfinder ( https://pathfinder.hpe.com/ ) ベンチャーキャピタルの一員でした。同社は、ハイブリッドなデジタル運用管理プラットフォームを提供し、世界中の何千ものお客様のデジタル運用管理のモダナイゼーションとコスト削減を支援しています。

OpsRamp社のCEOであるヴアルマ・クナパラジュ(Varma Kunaparaju)氏は次のように述べています。
OpsRampのハイブリッドデジタル運用管理ソリューションとHPE GreenLakeプラットフォームの統合は、複雑なマルチクラウドの世界で革新と成功を目指す企業にとって、比類のないオファリングです。お客様がエッジからクラウドにわたる運用管理を強化するために、統合されたアプローチを求めているなか、パートナー各社が果たす役割は重要であり、as a Serviceオファリングを推進いただく好機です。HPEのグローバル市場開拓力、規模、リーチを活用して、当社のユニークなオファリングを提供できることを期待しており、HPEの一員として歩むこれからのジャーニーを楽しみにしています」

HPE GreenLakeのお客様は全世界で6万5000社以上、200万を越えるデバイスが繋がり、管理しているデータは1エクサバイトを超えます。

HPEポートフォリオとの統合および提供時期
買収の完了は、規制当局の承認およびその他の慣習的な完了条件に従って、HPEの2023会計年度の第3四半期末を予定しています。OpsRamp社のテクノロジーはHPE GreenLakeプラットフォームに統合され、スタンドアローンのas a ServiceとしてHPEのコンピュート、ストレージ―およびネットワークソリューションに組み込まれます。

※本リリースは、ヒューレット・パッカード エンタープライズ(本社:米国テキサス州ヒューストン、以下:HPE)が、2023年3月20日(現地時間)に発表した英文リリースに基づいて作成した日本語抄訳です。原文(全文)はこちらをご参照ください。
https://www.hpe.com/us/en/newsroom/press-release/2023/03/hewlett-packard-enterprise-to-acquire-opsramp-advancing-hybrid-cloud-leadership-and-expanding-hpe-greenlake-into-it-operations-management.html

HPE GreenLakeについて
HPE GreenLake edge-to-cloudプラットフォームは、データ・ファースト・モダナイゼーションの加速を可能にします。提供する70以上のクラウドサービスは、オンプレミス、エッジ、コロケーション施設、パブリッククラウドで稼働します。2023年第1四半期、ARR(Annualized Revenue Run-Rate)10億ドル以上、前年同期比31%の成長を達成しました。HPE GreenLakeのお客様は全世界で6万5000社以上、200万を越えるデバイスが繋がり、管理しているデータは1エクサバイトを超えます。お客様は、ハイブリッドクラウド戦略の展開から、自動化、オーケストレーションまで単一の管理画面を通じて設定できるメリットを享受しています。また、従量課金制のスケーラブルなHPE GreenLakeプラットフォームは、堅牢なセキュリティ、コンプライアンス、制御を実現し、チャネルパートナー、販売店、独立系ソフトウェアベンダー、パブリッククラウドプロバイダー、サービスプロバイダー、システムインテグレーターなどの幅広いパートナーエコシステムをサポートします。HPE GreenLakeの詳細については、https://www.hpe.com/jp/ja/greenlake.htmlをご覧ください。


ヒューレット・パッカード エンタープライズHPE)について
Hewlett Packard Enterprise (NYSE: HPE) は、グローバルEdge-to-Cloudカンパニーとして、あらゆる場所に蓄積される全てのデータの価値を解き放ち、事業の成果を加速させる支援をします。人々の生活そして働き方の向上を目指し、数十年にわたって未来の再考とイノベーションを重ね、HPEは独自でありながら、オープンでインテリジェントなテクノロジーソリューションをas a Serviceで提供しています。クラウドサービス、コンピュート、HPC & AI、インテリジェントエッジ、ソフトウェア、ストレージを全てのクラウドとエッジにわたって一貫したエクスペリエンスで提供することで、お客様が新たなビジネスモデルを創出し、新たなエンゲージメントを展開し、運用のパフォーマンスを最大化できるようサポートしています。詳細はhttps://www.hpe.com でご確認ください。

将来の予想に関する記述
本資料に記載されている内容は、1995年米国私募証券訴訟改革法のセーフハーバー条項に規定される「将来の予想に関する記述」を含んでいます。このような記述には、リスク、不確実性、および仮定が含まれています。このようなリスクや不確実性が現実化した場合、またはこのような仮定が正しくないことが判明した場合、HPEおよびその連結子会社の業績は、このような将来の予想に関する記述や仮定によって明示または暗示されたものと大きく異なる可能性があります。過去の事実に関する記述以外のすべての記述は、将来の予想に関する記述とみなされます。これには、成長機会の拡大を含む本資料で意図された取引の期待される利益とコストに関する記述、お客様への利益と追加オファリングの提供と時期、取引の完了時期、シナジー効果およびその他の経済効果の実現と時期などが含まれますが、これらに限定されません。業務または業績の予測、製品またはサービスに関する予想される開発、性能、市場シェア、競争力に関する記述、現在または将来のマクロ経済または業界の動向や事象、それらの動向や事象がHPEとその業績に与える影響に関する記述、期待または信念に関する記述、上記のいずれかを基礎づける仮定に関する記述、リスク、不確実性、仮定には、期待された利益が期待通りに実現しない可能性、当事者が統合戦略を成功させることができないことなどがあります。HPEの2022年10月31日に終了した会計年度の年次報告書(Form 10-K)、HPEの2023年1月31日に終了した会計四半期の四半期報告書(Form 10-Q)に記載されているリスク、その他HPEのForm 10-Q四半期報告、Form 8-K最新報告、および米証券取引委員会に提出したその他の報告書に随時記載または更新されているリスクが含まれますが、これだけに限られません。HPEは、これらの将来の予想に関する記述を更新する義務を負わず、また更新する意図もありません。
注記
*1 Shailendra Upadhyay, Laurie Wurster (February 2023), Gartner Forecast Analysis: IT Operations Management Software, Worldwide
*2 IDC, What Are Enterprise "Multicloud" Adoption Trends When It Comes to Infrastructure Deployment?, doc # US48902122, March 2022
プレスルーム
https://www.hpe.com/jp/ja/japan/newsroom/press-release.html

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