アトレティコ・マドリーレアル・マドリースペイン代表MFダニ・セバージョス(26)への関心を強めているようだ。スペインマルカ』が報じている。

今シーズンはエル・ブランコの準主力として十分な出場機会を得ているセバージョス。しかし、クラブとの現行契約が残り3カ月で終了を迎える中、延長に向けた話し合いに大きな進展はない。

マドリーではセバージョスを含め、7選手が今季限りで契約満了を迎えるものの、超過密日程が続くこともあり、現時点ではいずれの交渉も先送りに。今後、5月辺りから順次交渉を本格化させるとの見通しだが、働き盛りの26歳MFに対してはプレミアリーグを中心に多くのクラブが接触を図っている状況だ。

そういった中、今夏も引き続き中盤の補強を優先事項とするアトレティコは、ここ最近になってセバージョスの代理人サイドに2度の接触を図り、選手の意向や現状の交渉状況に関して問い合わせを行った模様だ。

過去にはマドリードのライバル同士の移籍はご法度とされてきたが、近年ではレアルからアトレティコへの移籍も幾つか成立しており、セバージョスがフリートランスファーで加入することに抵抗感はないはずだ。

また、ルイス・デ・ラ・フエンテ新監督が率いるラ・ロハ定着を目指す同選手にとっては大きく環境を変えずに、現チームよりも出場機会を得やすいコルチョネロスへの移籍は悪くない選択肢と思われる。

レアル・ベティスの下部組織で育ったセバージョスは、2015年7月にファーストチームへと昇格。2017年7月にマドリーへと完全移籍した。

しかし、ジネディーヌ・ジダン監督の下では出番が限られており、2019年7月から2シーズンをアーセナルで過ごすことに。プレミアリーグでは適応に苦しむこともあったが、ゲームメーカーとして高いパフォーマンスを見せていた。

アーセナルへの完全移籍も取り沙汰された中、2021年6月に復帰。ケガの影響でシーズンの半分以上を棒に降ったが、カルロ・アンチェロッティ監督の下で今シーズンは出番を増やしており、ここまでは公式戦31試合1ゴール6アシストの数字を残している。

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