オランダ代表のFWメンフィス・デパイ(アトレティコ・マドリードスペイン)が、ハムストリングを負傷したようだ。27日、オランダメディア『NOS』が報じている。

 メンフィスは、27日に行われたEURO予選2024・グループB第2節ジブラルタル戦に先発出場すると、23分にDFデンゼル・ダンフリースのクロスに頭で合わせて先制点を挙げるなど、3-0の勝利に大きく貢献。しかし63分にピッチから退いた同選手はその後、右足のハムストリングを気にする仕草を見せていたところがカメラに捉えられていた。

 試合後、オランダ代表を率いるロナルド・クーマン監督は、メンフィスのケガの程度について「かなり厄介かもしれない」と明かしつつ、「私の見解になるけど、彼は今シーズン、(所属クラブの試合で)フル出場した試合はない。それはかなりクレイジーなことだと思う。そうなると、本当にリズムに乗れないからね」とプレータイムの少なさが負傷の原因と考えているようだ。

 また、メンフィスも「あまりひどくないことを祈るよ。とにかく今年は精神的にキツく、僕自身のキャリアおいて最もタフなシーズンかもしれない。このような瞬間も、その一部だ」と吐露。それでも「ここから抜け出せれば、きっとまた美しいものを目にすることができる」と復帰に向けて決意を固めている。

 今冬の移籍市場でバルセロナからアトレティコ・マドリードに加入して以降、公式戦8試合で4得点を記録しているメンフィス。本来の輝きを取り戻しつつあっただけに、同選手のケガが長引かないことを祈るばかりだ。

右足のハムストリングを気にするFWメンフィス [写真]=Getty Images