横浜駅からすぐの場所にあるメガ・ギガメニューを調査!『焼メシ焼スパ金太郎』を味わい尽くす

 横浜の映画館と同じ建物にある店で、メガや、ギガのメニューがあるよ~、という話を聞き、向かったのが『焼メシ焼スパ金太郎』。5つのシアターがある「109シネマズ ムービル」と同じ、相鉄ムービルの1Fにあるお店です。

 横浜駅から徒歩約2分。もしかしたら、横浜駅から一番近いデカ盛りパスタになるのかも? この店最大の特徴といえば、お腹いっぱい食べられること。様々なメニューで小盛・並盛から大ボリュームのものまで選ぶことができます。

卓上にあるメニュー。どの料理も、ボリュームが選べるようになっている
卓上にあるメニュー。どの料理も、ボリュームが選べるようになっている

 席につき、メニューを見ると、「ナポリタン」、「焼きスパ」、「焼き飯」などは小~ギガまでの5サイズ、一番人気の「焼き飯&ナポリタン」は並とメガの2サイズですが、並のところに注釈で「※大盛と同じぐらいの量です」と書かれています。

 そして、ハーフハーフ、2種類の料理が食べられる組み合わせが、他では滅多に見ないオリジナリティを感じます。「合盛りマーボー」や「合盛りニラレバ」、さらにこの時の「今月のおすすめ」は「鶏つくねクリーム焼きスパ」、「カツ丼焼き飯」と、思わず”攻めてるなぁ…”と呟いてしまいます。

 今回はおそらくボリュームが一番あるという「ナポリタン」のギガと、店一押しメニュー、「金太郎オリジナルトルコライス」のメガを注文しました。

まさに大人のお子様ランチ!「金太郎風トルコライス・メガ」824g

「金太郎風トルコライス・メガ」1270円。並盛りは約600gで1000円。写真ではわかりにくいかもしれないが、いわゆる大皿です
金太郎トルコライス・メガ」1270円。並盛りは約600gで1000円。写真ではわかりにくいかもしれないが、いわゆる大皿です

 最初にやってきたのは「金太郎トルコライス」。焼きメシ、チキンカツ、トマトとツナのスパ、バジル風味が一皿になった大人のお子様ランチスープ付き)です。早速計測。幅36.5cm×奥行き27.5cmの大皿で、重さは824g(皿の重さは除く)。スープも入れたら約1kgのボリュームです。

「このトルコライスは第6弾。1年ごとに変えているんですよ」と話すのは、店長の長濱康夫さん。だから“金太郎風”なんですね。

バジルの風味を感じる、軽やかなトマトスパ。肉ではなくツナだから? 初めてでもどこか懐かしい美味しさ
バジルの風味を感じる、軽やかなトマトスパ。肉ではなくツナだから? 初めてでもどこか懐かしい美味しさ

 まずはトマトとツナのパスタから。いわゆる炒めたパスタなのですが、麺モチモチ、そしてバジルの香りが豊かで、見た目以上に軽やかな美味しさです。

 そしてメインディッシュ? チキンカツは何もつけなくても美味しい! サクサクの衣に、噛み切れる程よい柔らかさの肉。パスタとの相性も良く、いい意味で素朴な、家庭的な美味しさを感じます。

本当にパラパラ。ピラフではなく焼きメシ、というところもなんかいい!
本当にパラパラピラフではなく焼きメシ、というところもなんかいい!

 そして驚きなのは焼きメシ。本当~にパラッパラ。ニンニクがしっかり効いていて、シンプルだけれど素直にうまい! と言ってしまう焼きメシです。

「シンプルな焼きメシですね。卵とネギだけ」と店長。でもこの焼きメシ、これだけ美味しいってことは、おそらく料理する人の腕がすごいんだと思う。洋食メインに見えるお店なのに、シンプル焼きメシが絶品ってどういうこと? 想定外の旨さに思わず無言で食べ進めてしまいます。

この味を待ってた! 誰もが大好きな味の「ナポリタン・ギガ」1237g

「ナポリタン・ギガ」920円。こちらもスープ付き。お皿が大きいのでスープが小さく見えるけれど、普通のカップスープ
ナポリタン・ギガ」920円。こちらもスープ付き。お皿が大きいのでスープが小さく見えるけれど、普通のカップスープ

 そして遅れること数分、「ナポリタン・ギガ」も卓上に。こちらも計測すると、幅37.5cm、奥行き29.5cmのお皿に高さ約9cm、重さは1237g(皿の重さを除く)。さすがメガの上をいくギガ、威風堂々のサイズ感です。お皿の大きさもあり、食べ放題とかパーティとかで見るサイズ感。一般的なナポリタン一皿が250~300g前後として、およそ4~5人前。テンションが上がります。

「『ナポリタン』といえば横浜発祥ですからね。中身はマッシュルームピーマンタマネギソーセージ。もちろんケチャップで味付けしています。うちの一番人気です」と店長。

一番人気というのも納得の美味しさ。「ナポリタン」の香ばしさともちもち感は最高!
一番人気というのも納得の美味しさ。「ナポリタン」の香ばしさともちもち感は最高!

ナポリタン」は、適度な甘味で、ニンニクたっぷりの力強さを感じる美味しさ。会ったことがあるようでないような、金太郎オリジナルの味わいだと思われます。そしてやはりこちらも、麺がモッチモチ。“「ナポリタン」ってこうじゃないと!” と言いたくなる、香ばしさとモチモチさです。胃袋が許す限りずっと食べていたい美味しさです。

「毎月最終金曜日は、『ナポリタン』の並盛が追加料金なしで大盛550円に。多い日だと100人ぐらいのお客様が訪れるんですよ」(店長)。「ナポリタン・大盛」100人前が1日で! それはすごいことになっていそうです。

美味しさの理由がこの中華鍋&強火力。だからチャーハンパラパラ、スパゲティモチモチ!
美味しさの理由がこの中華鍋&強火力。だからチャーハンパラパラスパゲティモチモチ!

 そもそも、なぜギガやメガ盛りが生まれたんですか?「メガ盛は10年前のオープン時からあったのですが、ギガ盛は2022年の4月からですね。メガじゃ足りない、ってお客様がいて、宣伝になるかと思ってギガ盛も誕生させたんですよ」(店長)。

 ちなみにギガ盛の注文は1日に1人はいて、比較的夜に注文が入ることが多いとのことです。

 毎月最終金曜日のナポリタンの日の他にも、毎月第2火曜日は焼きメシの日で、大盛りが550円に。メガ盛りは+100円で注文可能(ナポリタンの日と焼きメシの日は対象外)など、お得なサービスも多い金太郎

 また、各種「ハイボール」や「ウーロンハイ」が400円~。+おつまみで500円~の「チョイ飲みセット」があるなど、デカ盛りだけではなく、お酒を楽しみにくるお客さんもかなり多いとのこと。確かに夜なら、まずはチョイ飲みセットでくつろいで、締めにナポリタン、とかでもありだなぁ。

まとめ

109シネマズ ムービル」で映画を観た後はもちろんですが、横浜駅近くでお腹が空いた! という時にも良心的な価格でかなりお腹いっぱいになれる『焼メシ焼スパ金太郎』。店の顔となる「ナポリタン」と「焼きメシ」は、ハマったら癖になる、発作的に食べたくなること確実の美味しさでした!

(取材・文◎いしざわりかこ)

●SHOP INFO

店名:焼メシ焼スパ金太郎

住:神奈川県横浜市西区南幸2-1-22 相鉄ムービル 1F
TEL:045-324-1615
営:11:30~16:00、17:30~21:00(LO20:20)、金土11:30~22:00(LO21:20)
休:なし

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