コーポレートブランディング支援を行う株式会社揚羽(東京都中央区 代表取締役社長 湊剛宏 以下、弊社)は、社内で実施しているインナーブランディング施策と社員のエンゲージメントへの影響を調査しました。調査の結果、高評価となった施策について、工夫点をご紹介します。

  • 本リリースに込めた思い
VUCA時代においても企業が成長を続けるため、サステナビリティ経営や人的資本経営への注目が高まっています。社会の変化に対応すべく、組織風土変革を志す企業が増えており、弊社にもインナーブランディングに関するご相談を多くいただいています。
弊社は、創業から20年以上、「人」という資本に着目したブランディング支援で800社を超える企業の課題解決を伴走しております。特に、インナーブランディング領域においては、世の中のインナーブランディング施策をまとめたアイデア発想支援ツールの開発や、著書の刊行なども行っており、多くの組織の課題にも向き合ってまいりました。
人材の流動性も高まる中、企業のインナーブランディング支援をしている弊社の施策を共有することで、より多くの組織の活性化に寄与できるのではないかという考えに至り、この度の調査結果を公表する運びとなりました。
  • 9割以上の社員の「エンゲージメントが向上した」施策
弊社内で実施している社内コミュニケーション施策に対して、各施策が弊社の考える「エンゲージメント」(誰か・何かに貢献しようとする志と定義)にどう関与したか、6段階評価で集計しました。
その結果、回答者の9割以上がポジティブな評価をつけた施策は以下の通りです。
(調査期間:2023年2月末、調査対象:勤続1年以上の社員、回答者数:50名、調査方法:匿名のウェブアンケート調査)

また、各施策についてスコア化しランキングにしたところ、スコアが高い順に
社員旅行・社員遠足、お誕生日メッセージ、羅針盤(行動指針)、社内ワークショップ、朝会、キックオフ(戦略発表)、表彰式、上司との1on1、クリエイティブコンテストサンクスカード
という結果になりました。
  • 双方向のコミュニケーションと、部署を跨いだ交流が高評価
誕生日メッセージ、社員旅行・社員遠足などのイベントが上位に入っている結果から、「双方向のコミュニケーション」「部署を跨いだ交流」が社員同士の連携を高め、エンゲージメント向上につながっているという傾向がありそうです。
新型コロナウイルス流行以降、リモートワークが中心になってからは、同じ部署や同じプロジェクトの社員以外との交流が減り、弊社内でも、関係性が薄い社員を知るきっかけが減ることが懸念されていました。しかしその中でも、上位にあがった施策のほとんどは、オンライン上でも満遍なく社員と交流がはかれるよう改善し、継続実施してきたものです。

そこで今回は、1~3位にランクインした施策をご紹介します。

【1位:社員旅行・社員遠足】
社員旅行・社員遠足の他、社内ワークショップも含め、新型コロナウイルス流行以降しばらく実施できなくなっていた施策も上位にあがりました。
今後も変化に適応しながら、オンラインと併せてオフラインの交流機会も増やし、バランス良く施策を実施していく予定です。

【2位:お誕生日メッセージ】
誕生日の社員に全社員がメッセージを送る習慣。担当者は毎週、メッセージ収集フォームとともに、誕生日を迎える社員のプロフィールが掲載された「揚羽図鑑」*のURLを全社員に送信。話した事がない社員でも、揚羽図鑑に書かれた共通の趣味や気になる話題をネタに、祝福の言葉を贈ります。強制ではないものの半数以上の社員が参加しており、お誕生日メッセージをきっかけに関係性が深まったという社員もいます。
*揚羽図鑑…社員を知るための社内限定Webページで、自分の趣味や出身地などを紹介するページを社員自身が作成します。共通点を探して、人間関係を円滑にさせるのが目的です。全社員が自分のページを作成します。
【3位:羅針盤(行動指針)】
企業文化や行動指針の浸透・定着を目的に、弊社社員に向けた行動指針を定めています。「羅針盤」と名づけ、現在39項目ある指針のすべてに、良くない行動(あおむし君の行動)と、模範的な行動(揚羽の行動)という具体的なアウトプットを明記。そして、定期的に人事戦略に沿って修正・項目の追加を実施しています。
弊社の平均年齢が32歳と比較的若い理由から、若手社員向けに理想的な考え方や行動を示すというという目的もあります。また、中途入社社員からは『揚羽での歴が浅くても、判断基準になるのでありがたい』という声もあがっています。
弊社では羅針盤を掲げるだけでなく、浸透施策も継続して実施しています。毎週月曜日に全社員が参加する朝会で、羅針盤の中から毎週1項目ずつを取り上げ、新卒入社社員による羅針盤の読み上げ、人事が選出した社員の体験・考えを共有、少人数でのディスカッションを実施。最後に代表がコメントを発言する、という順でインプットとアウトプットを同時に行っています
  • まとめ
1位、2位の誕生日メッセージ、社員旅行・社員遠足は「なくてはならない」施策ではないものの、今回の調査から、従業員エンゲージメント向上には大きく寄与していることがわかりました。一度オフラインでの施策が減ったものの、今後はオンライン、オフラインのハイブリッド実施で、コミュニケーションの取り方はますます多様化しそうです。
また、今回の調査の自由記述欄には『それぞれの個性を見極め、個を活かすような取り組みをしてもらえたときにはエンゲージメントが上がった』『コミュニケーションの機会、相互理解が出来るような取り組みがあると、一緒に仕事をする人に安心感を持つことが出来る』という意見も寄せられました。一緒に働く社員の内面を互いに知ることができる施策、また、新しい自分にも気づけるような施策が、特に効果的といえそうです。
これからも、インナーブランディング領域においてより一層皆さまのお力になれるよう、弊社内でもコミュニケーション施策を実践しアップデートをしてまいります。

インナーブランディングに関するお悩みや、弊社の施策について関心をお寄せいただいた方は以下URLより、ぜひお気軽にご連絡ください。〉
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【会社概要】
商号:株式会社揚羽
代表者:代表取締役社長 湊剛宏
所在地:〒104-0032 東京都中央区八丁堀2丁目12-7 ユニデンビル3F
設立:2001年8月
事業内容:ブランディング支援全般
支援領域:コーポレートブランディング
     パーパスブランディング
     サステナビリティブランディング
     採用ブランディング
     インナーブランディング
     アウターブランディング
     商品・サービスブランディング
ブランディングにおけるコンサルテーション、クリエイティブ、ソリューションまで一気通貫できるパートナーとしてご支援をしてまいります
資本金:1,000万円
URL:https://www.ageha.tv/

配信元企業:株式会社揚羽

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