29日、東京・西新宿の東京都庁前で、若い女性を支援する一般社団法人Colaboの支持者らによるデモが実施された。
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■歌舞伎町でバスカフェを実施
Colaboは、東京都の若年被害女性等支援事業を受託し、新宿区歌舞伎町にある新宿区役所敷地に「バスカフェ」を設置。夜間見回り等によるアウトリーチ支援を行ってきた。
しかし昨年、ツイッターアカウント「暇空茜」を名乗る男性が住民監査請求を行い、再調査が行われた結果、委託料のうち192万円分が経費と認められないことに。
もともとはSNS上の炎上にとどまっていたが、都議会の予算特別委員会でも質疑が行われるなど、騒動が収まらない状況だ。
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■都は事業の中止求める
こうした経緯から、新宿区役所でのバスカフェ活動にはColaboに否定的なYouTuberらが集まり、双方の支援者による小競り合いがたびたび発生。
その結果、活動を妨害していた40代男性らに対して、東京地裁が接見・妨害を禁止する仮処分を認めていた。一方で、活動の安全が保てないとして、東京都は22日、29日に予定されていたバスカフェの中止を要請。
22日にも都庁前で、Colabo支持者や代表の仁藤夢乃氏らがデモ活動を行っていた。
■支持者らがリレー演説
29日は、小雨が降り始めるなか、取材班が目視したところ約100名前後の支持者が都庁の出入り口の路上に集結。都議会議員や新宿区民など様々な女性たちが、中止要請に反対するリレー演説を行った。
現場には、反対派の撮影者・配信者と見られる集団も現れ、支持者たちともみ合いに。警察官が間に割って入る事態となった。
■海外メディアも取材
反対派の活動も目立ったため、デモ集団は写真・動画とも撮影禁止のプラカードを掲示。YouTuberと見られる集団は、それを無視して撮影していたため、抗議の声も浴びていた(Sirabee取材班は許可を得た上で、顔を写さない条件で撮影)。
現地には国内メディアの他、ドイツのドキュメンタリー取材チームも訪れ、活動の様子を撮影していた。
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