日本代表チームが14年ぶり3度目の優勝を遂げた「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC」。野球人気再熱を感じさせる、かつてない盛り上がりを見せた「WBC」の興奮が冷めやらぬ中、いよいよ今日3月30日より2023年のペナントレースがスタート。31日に東京ドームで開催される読売ジャイアンツの開幕戦始球式には橋本環奈が降臨するが、これまでもたくさんの女性芸能人がユニフォーム姿で華麗な投球を披露してきた。今回は、記憶に残る美しき始球式を振り返ってみよう。

【写真】スーツ姿で始球式に臨み、見事ノーバンピッチングを披露した川口春奈

川口春奈

 女優の川口春奈は2019年9月に明治神宮野球場で行われた「東京ヤクルトスワローズvs広島東洋カープ」戦で、5年ぶり2回目となる始球式に参加。

 「ビジネスパーソン」をイメージした爽やかなブルーのスーツ姿でグラウンドに姿を見せた川口は、事前のインタビューで始球式初挑戦の5年前を思い出しながら、「前回、5年前に出演した際にはミニスカートだった」と振り返りつつ、スーツ姿については「全然違うスタイルで緊張しますね」とコメント。また初の始球式ではワンバウンド投球であったことを挙げ「前回届かなかったので、届くようにがんばります」と“ノーバン”を宣言。

 雨が降る中、マウンドに登った川口が投げ込んだ1球は宣言通りのノーバウンド。大歓声のなか、笑顔でグラウンドを後にしていた。
 
 
◆生見愛瑠◆

 女優としても活躍するタレントの“めるる”こと生見愛瑠は、2022年3月29日に地元・愛知のバンテリンドーム ナゴヤで行われた「中日ドラゴンズvs横浜DeNAベイスターズ」戦で、初めての始球式に参加。

 背中に「Meruru」と、誕生日の3月6日にちなんだ背番号36の刺繍が施されたユニフォームを着てマウンドに立った生見はセットポジションから投球すると、3バウンドしてキャッチャーミットへ。

 始球式の後に更新されたインスタグラムでは、ユニフォーム姿や中日ドラゴンズのマスコット“ドアラ”との2ショットを披露しつつ、「とってもどきどきだったんですけど楽しかったです」「地元愛知でとっても嬉しかったな~」とコメントしている。


◆王林◆

 青森県弘前市出身のタレントの王林は、2022年7月に弘前市・はるか夢球場で行われた「東北楽天ゴールデンイーグルスvs福岡ソフトバンクホークス」戦で初めての始球式に登板。

 “OURIN”の名前と背番号100が刺繍された東北楽天ゴールデンイーグルスユニフォーム姿でマウンドに上がった王林は、長い手足を活かした豪快なフォームでピッチング。見事なノーバウンド投球で試合前の選手や観衆を盛り上げた。

 王林は自身のインスタグラムで、始球式のおよそ2ヵ月前から投球練習を始めていたことを告白。さらに選手と同じユニフォームを着て、スパイクも履いて始球式に臨んだことも打ち明けつつ「がんばれ!東北!! 盛り上がれ!東北!!」とつづっている。

稲村亜美

 ウェブCMで披露した美しいバッティングフォームから“神スイング”の異名で知られるようになったのがタレントの稲村亜美

 これまで数々のプロ野球公式戦の始球式で登板し、見事な投球を披露。2017年4月に阪神甲子園球場で行われた「阪神タイガースvs読売ジャイアンツ」戦の始球式では球速103km/hを記録。さらに2021年5月にZOZOマリンスタジアムで行われた「千葉ロッテマリーンズvs東北楽天ゴールデンイーグルス」戦で、約3年ぶりに始球式登板となった彼女は、ワンバウンドながらも球速95km/hをマーク。

 始球式直後に更新されたインスタグラム上で稲村は「マウンドにまたあがれる嬉しさで涙が出そうになりました、、、本当に感謝です」とつづっていた。


石原さとみ

 女優の石原さとみは、東京ドームで行われている「サントリードリームマッチ」の始球式に2014年から2021年まで(2020年は中止)7大会続けて登板。

 プロ野球の往年の名プレイヤーが参加する大会だけあって、石原は始球式で毎年異なる投球フォームを披露。2015年は村田兆治さんのマサカリ投法、2016年は野茂英雄トルネード投法、2017年はサブマリン投法、2018年は三浦大輔の2段モーション投法、2019年は岡島秀樹ノールック投法、2021年は斎藤雅樹サイドスロー投法を見事にコピーし、球場を沸かせていた。

※引用:「生見愛瑠」インスタグラム(@meru_nukumi)
    「稲村亜美」インスタグラム(@inamura_ami)
    「王林」インスタグラム(@ourin_ringoooo)

(文:スズキヒロシ

(左から)川口春奈、石原さとみ、生見愛瑠  クランクイン!