いよいよセ・リーグ各球団も31日に一斉に開幕する。リーグ3連覇を狙うヤクルトの牙城を崩す球団は現れるか、また新任の岡田彰布監督率いる阪神新井貴浩監督率いる広島がどんな野球を見せてくれるか、ファンも楽しみにしている。

 一方、そんな新井監督に思わぬ注目が集まっている。26日に放送されたNHK「サンデースポーツ」のプロ野球座談会セ・リーグ監督編に出演した新井監督は今季目指す野球のポイントについて聞かれると「結束力」と掲げ、チームの和を大事にしていきたいと語った。

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 一方で突っ込みが入ったのは、インスタグラムをすでに開設、10万人の登録を誇る同監督の側面を紹介した場面で、新井監督は「インスタグラマーって何ですか?」「僕はガラケーしか持ってません」と突如、「告白」したのだ。

 これには居合わせた他球団監督たちの間からも、どよめきが走った。「本当にガラケーしか持ってないの?」と他球団の監督から突っ込まれると、恥ずかしそうにうなづく同監督の姿が映し出された。

 ネットもすぐ反応。「めっちゃ面白い」「いいですね」など、スマホ全盛の時代において、あえてガラケーを選択している新井監督に好感の声が多く上がった。

 一方で心配点も指摘されている。「今の選手はSNS全盛の時代に生きています。多くの選手がインスタグラムを開設。球団によってはLINEが監督、選手とのコミュニケーションツールになっている部分もあるし、動作解析なども含め、野球につながる部分のデータもデジタル化が進んでいます。そういった点では他のガジェットも所有しているんでしょうが、少し立ち遅れる部分がないかと心配にもなります」(放送関係者)

 ここ近年はBクラスが続いている広島において、リーグ3連覇の原動力ともなった新井監督に期待する声は多い。監督が掲げる「結束力」を発揮できるか。シーズンの戦いぶりに注目となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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