ウルグアイ代表がアルゼンチン指揮官マルセロ・ビエルサ氏(67)の招へいに向けて交渉を進めているようだ。

ウルグアイは2021年11月、カタールワールドカップ(W杯)南米予選での不振を受けて、15年間にわたって指揮を執ってきたオスカル・タバレス氏が退任。後任としてチームを託されたディエゴアロンソ前監督はチームを立て直してW杯本大会出場を決めたが、グループステージでは1勝1分1敗の3位で敗退となり、大会後に契約満了となった。

U-20ウルグアイ代表を率いるマルセロ・ブロリ監督が、24日に行われた日本代表とのキリンチャレンジカップ2023で代行指揮を執ったが、ウルグアイサッカー連盟(AUF)は後任探しを続けている。

そんな中、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、現在AUFはビエルサ氏との交渉を進めているとのこと。まだ合意はないものの話し合いは進行中であり、AUFは南米予選終了までの契約を打診しているという。

「エル・ロコ(狂人)」の愛称で知られるビエルサ氏は、これまでアルゼンチン代表、チリ代表、アスレティック・ビルバオ、マルセイユなどで指揮を執り、2018年6月には当時チャンピオンシップ(イングランド2部)に所属していたリーズ・ユナイテッド指揮官に就任。2019-2020シーズンにはプレミアリーグ昇格を成し遂げファンから熱烈な支持を受けていたが、2022年2月に成績不振を理由として解任された。

AUFはこの先FWルイス・スアレス、FWエディンソン・カバーニら重鎮が去った後のチーム作りを南米での経験豊富なビエルサ氏に託したい意向であり、交渉の行方が注目される。

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