広島県廿日市市の商業施設で万引きをしたとして、広島市安佐南区に住む57歳会社員の男と48歳の妻、そして25歳会社員の娘が逮捕されたことが判明。一家による犯罪に、驚きの声が上がっている。

 警察によると、3人は1月1日午後8時頃、廿日市市の商業施設で掛け布団や衣料品、装飾品など合計40万3700円分を盗んだ疑いが持たれている。被害を受けた店舗から届けを受けた警察が捜査を進めた結果、防犯カメラの映像から3人を割り出し、窃盗の疑いで逮捕した。

 逮捕された家族のうち夫と妻は、廿日市市の別の商業施設でも1時間前に衣服5着(4万9280円相当)を盗んでいたことが警察によって明らかにされている。同じ手口が広島市福山市などでも発生していることから、この家族が関わってる可能性もあると見て、捜査を進めている。

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 この事件に、ネット上では「親と子どもで窃盗一家。子どもも25歳で犯罪幇助となると、更生は極めて難しい。罪の意識すらないのではないか」「どんな家に住んでいたのか。豪華な家財道具などがあったら、全て盗んでいた可能性がある」「きっちり調べてほしい。余罪もかなりあるのではないか」と怒りの声が上がる。

 また、「夫はともかく、子どもと妻は主従関係を結ばされてムリヤリ犯罪を強要されていた可能性がある」「やったことは犯罪で揺るがないけれど、家族の関係性については慎重に調べる必要がありそう」などの指摘も出ていた。

 まさにヒット映画『万引き家族』(2018)を現実にしたような話だが、家族で窃盗団を形成していたとは、驚きである。

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