トッテナムのブラジル代表FWリシャルリソンが退任したアントニオ・コンテ監督への感謝と誤報を流すメディアへの怒りを述べた。

リシャルリソンは昨夏にエバートンから移籍金6000万ポンド(現レートで約97億1000万円)でトッテナムに加入。しかし、コンテ監督から全幅の信頼は得られず、9試合の先発にとどまるプレミアリーグではいまだゴールがない状況もあってか、采配への不満をぶちまける一幕もあった。

その後、コンテ監督も18日に行われたプレミアリーグ第28節のサウサンプトン戦後、選手やクラブに対する暴言を連発。これを重く見たクラブは、26日に双方合意の下で契約を解消したと発表した。

クラブの混乱を象徴する退任劇となったが、アルゼンチン『TyC Sports』はこの指揮官退任にリシャルリソンが関わっていると主張。選手がクラブに対して「コンテ監督を解任しなければ自分の将来について考える」と圧力をかけたと報じた。

これに対して、リシャルリソンは自身のツイッターで報道を否定。指揮官とは常にオープンな関係を築けていたと感謝を綴りつつ、『TyC Sports』への怒りを鮮明にしている。

「僕の選手としてのパフォーマンスに疑問を持ち、批判することはフットボールの一部だ。だからそれについては、受け入れたいと思っている。だが、僕に関する嘘の報道は受け入れられない! 僕は常にコンテ監督やあらゆるコーチに大きな敬意を払ってきた」

「彼は僕がスパーズに来たとき、多くの部分で助けてくれた。僕たちの間で問題を抱えた時があり、それが公になったとしても、常に会話とプロフェッショナリズムに基づいた解決ができていたと思う」

「僕はコンテに対する反乱のリーダーではない。彼から期待されていたほどの成果を出せず、監督をとどまらせるに十分な働きができなかったと反省しているよ。彼が去ったとき、僕はこれまでの感謝と、彼にふさわしい最高の結果を祈るメッセージを送ったんだ!」

「この酷い嘘を吐いたジャーナリストは、僕の代理人と話したり、僕の話を聞いたりするような最低限のことすらしなかった。プロとしても、人間としても失格だ! 恥を知れ、TyC Sports!」

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