代表ウィーク前に行われた前節、バイエルンレバークーゼンに敗れた一方、ドルトムントケルンに圧勝したことで首位に浮上した。そして首位陥落となったバイエルンで大きな動きが。ナーゲルスマン監督が解任され、トゥヘル監督の就任が発表された。そして迎える第26節、そのバイエルンドルトムントによるデア・クラシカーが行われる。

2位バイエルン(勝ち点52)は前節、PK2本献上によりレバークーゼンに逆転負け。今季3敗目を喫し、ドルトムントを1ポイント差で追う展開となって頂上決戦を迎えることになった。11連覇へまだまだ慌てる状況ではないように思われたが、ここでサリハミジッチSDが動きナーゲルスマン監督を電撃解任。トゥヘル監督の就任が発表された。この劇薬が吉と出るのかはたまた凶と出るのか、いきなりの大一番で試されることになりそうだ。

一方、FWアラーに公式戦9試合ぶりのゴールが生まれた首位ドルトムント(勝ち点53)は前節、ケルンに6発圧勝。MFロイスもアラーと共にドッペルパックと状態を上げて大一番に臨む。さらに負傷明けのMFブラント、GKコベルが先発予想と追い風の中、かつての指揮官トゥヘル監督が率いることになったバイエルン撃破となるか。

続いて金曜に行われるフランクフルトvsボーフムの日本人対決。6位フランクフルト(勝ち点40)は前節、ウニオン・ベルリンとの上位対決に臨んだ中、ボランチで出場したMF鎌田に好機が2度あったが決めきれず。試合巧者ウニオンの前に屈した。とはいえ、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権の得られる4位フライブルクとは6ポイント差とまだまだ諦める状況ではない。リーグ戦5試合ぶりの勝利で望みを繋げたい。代表帰りの鎌田はベンチスタート予想だが、DF長谷部がスタメン予想となっている。

一方、14位ボーフム(勝ち点25)は前節、強豪ライプツィヒにシャットアウト勝利。FW浅野が決勝点に関与し、2連勝とした。残留が見えてきた中、不調のフランクフルトを叩きたい。代表帰りの浅野は引き続き先発予想。ゴールに絡むプレーに引き続き期待だ。

4位フライブルク(勝ち点46)は16位ヘルタ・ベルリン(勝ち点21)と対戦。前節マインツ戦では相手の隙を突く形でのゴールでMF堂安に2戦連発弾が生まれたものの試合終了間際の失点で勝ち切ることができなかった。4位堅守のためにも勝利が欲しい。

17位シャルケ(勝ち点21)は8位レバークーゼン(勝ち点37)と対戦。前節アウグスブルク戦では後半アディショナルタイムでのPK弾で10人のアウグスブルクに何とかドローとしたシャルケ。8戦負けなしとした中、代表ウィーク期間中に十分休めたDF吉田には引き続き最小失点でのディフェンスが求められる。

最下位シュツットガルト(勝ち点20)は3位ウニオン(勝ち点49)と対戦。前節ヴォルフスブルク戦では終始攻め手がなく厳しい戦いとなった中、FWマーモウシュに恩返し弾を食らってシャットアウト負け。最下位に転落した中、古巣対決となる原口に期待したい。

10位ボルシアMG(勝ち点31)は13位ケルン(勝ち点27)と対戦。前節ブレーメン戦では2度のリードを生かせずドローに終わったボルシアMG。DF板倉も珍しくビルドアップミスが序盤に2度ほどあったが、4戦勝ちなしのチームに白星をもたらせられるか。

ブンデスリーガ第26節
▽3/31(金)
《27:30
フランクフルトvsボーフム

▽4/1(土)
《22:30》
シャルケvsレバークーゼン
ヴォルフスブルクvsアウグスブルク
ライプツィヒvsマインツ
フライブルクvsヘルタ・ベルリン
ウニオン・ベルリンvsシュツットガルト
《25:30》
バイエルンvsドルトムント

▽4/2(日)
《22:30》
ケルンvsボルシアMG
《24:30》
ブレーメンvsホッフェンハイム

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