2月26日に独占ライブ配信した、羽生結弦選手が出演する「Yuzuru Hanyu ICE STORY 2023“GIFT”at Tokyo Dome」に公演の裏側やインタビュー映像を加え再編集した特別版が「Disney+」にて独占配信されることが決定。その予告編も解禁となった。「Yuzuru Hanyu ICE STORY 2023“GIFT”at Tokyo Dome」は近日配信予定。

【写真】羽根のような衣装を身にまとい氷上に立つ羽生結弦

■史上初の単独ドーム公演

2022年にプロスケーターへ転向し以後、精力的にパフォーマンスを続けている羽生。「Yuzuru Hanyu ICE STORY 2023 “GIFT” at Tokyo Dome」は、スケーター史上初となる一夜限りの単独東京ドーム公演。本公演の為だけに会場に作られた一夜限りの特設アイスリンクで13演目を1部と2部に分け披露した。アイスショーの制作総指揮は羽生、演出はPerfumeなど、テクノロジーと身体表現を融合させた演出で知られるMIKIKO、音楽監督は作編曲家、そして音楽プロデューサーとしても活躍する武部聡志が担当。

■豪華な演出や音楽で観客を魅了

第1部は、羽生が自ら紡いだ言葉でファンに優しく語り掛けるようなナレーションで幕を開ける。会場奥にはアイスリンクとつながっている巨大なLEDスクリーンが設置され、そこには羽生のスケート人生におけるマイルストーンとなるような数々の場面が映し出された。

さらにスクリーンサイドには生バンドと、東京フィルハーモニー交響楽団が配置され、やがて「火の鳥」の雄大な音楽とともにスクリーンや氷上を炎が埋め尽くす。それを背にスクリーン中央から鮮やかな火の鳥の衣装をまとった羽生が登場。会場にはその絶景に大きな声援と拍手が響き渡った。1部のラストでは6分間練習後「序奏とロンド・カプリチオーソ」を演じ切るとガッツポーズをみせ、会場はスタンディングオベーション

羽生結弦マイクを通さず肉声で「ありがとうございました!」

第2部は生バンドによる「Let’s Go Crazy」でスタート。曲が切り替わって「Let me entertain you」に併せて演目を披露し、前半とはまた違う表情や振り付けで会場を沸かせた。その後はAdoの「阿修羅ちゃん」に併せて真っ赤なシャツでクールなダンスを披露。

そして「オペラ座の怪人」や「いつか終わる夢」、「Notte Stellata」でも衣装から演出まで全て雰囲気が変わるこだわりの演目をノンストップで滑り切った。中でも「オペラ座の怪人」で、中央のスクリーンにCGで再現された巨大な”怪人”を思わせる羽生が登場し、画面の横から伸びた巨大な腕が東京ドーム全体を包み込むダイナミックな演出は観客を圧巻。

エンディング映像の後にはオフィシャルグッズのボアブルゾンを着た羽生が登場し、「GIFT」という楽曲が演奏された。アンコールでは「春よ、来い」、「SEIMEI」を披露した。公演の最後には会場内のファンに「ちょっとだけ静かにしてくださいね、頑張るんで...!」と呼びかけ、マイクを通さず肉声で「ありがとうございました!」と感謝の気持ちを告げ、単独アイスショーは閉幕となった。

ディズニープラスにて近日配信予定/(C)2023 GIFT Official