プロスケーター・羽生結弦東京ドーム公演にインタビュー映像などを追加した特別版『Yuzuru Hanyu ICE STORY 2023 “GIFT” at Tokyo Dome』が、ディズニープラスにて独占配信されることが決まった。併せて、予告編が解禁された。

【動画】『Yuzuru Hanyu ICE STORY 2023 “GIFT” at Tokyo Dome』特別版予告編

 昨年プロに転向した羽生選手が出演した2月の『Yuzuru Hanyu ICE STORY 2023 “GIFT” at Tokyo Dome』は、スケーター史上初となる一夜限りの単独東京ドーム公演。本公演のためだけに会場に作られた特設アイスリンクで13演目を2部に分け披露した。アイスショーの制作総指揮は羽生結弦、演出はMIKIKO、音楽監督は武部聡志が担当した。

 第1部は、羽生選手が自ら紡いだ言葉でファンに優しく語り掛けるようなナレーションで幕を開けた。会場奥にはアイスリンクとつながっている巨大なLEDスクリーンが設置され、そこには羽生のスケート人生におけるマイルストーンとなるような数々の場面が映し出された。さらにスクリーンサイドには生バンドと、栗田博文が指揮する東京フィルハーモニー交響楽団が配置され、やがて「火の鳥」の音楽とともにスクリーンや氷上を炎が埋め尽くし、それを背にスクリーン中央から鮮やかな火の鳥の衣装をまとった羽生が登場。ラストでは試合さながらの6分間練習後、「序奏とロンド・カプリチオーソ」を演じ切るとガッツポーズを見せた。

 第2部は生バンドによる「Let’s Go Crazy」でスタート。曲が切り替わって「Let me entertain you」に併せて演目を披露し、前半とはまた違う表情や振り付けで会場を沸かせた。その後はAdoの「阿修羅ちゃん」に併せて真っ赤なシャツでクールなダンスを披露。そして「オペラ座の怪人」や「いつか終わる夢」、「Notte Stellata」でも衣装から演出まで全て雰囲気が変わるこだわりの演目をノンストップで滑り切った。

 なかでも「オペラ座の怪人」で、中央のスクリーンにCGで再現された巨大な“怪人”を思わせる羽生選手が登場し、画面の横から伸びた巨大な腕が東京ドーム全体を包み込むダイナミックな演出は圧巻。公演の最後には会場内のファンに「ちょっとだけ静かにしてくださいね、頑張るんで…!」と呼びかけ、マイクを通さず肉声で「ありがとうございました!」と感謝の気持ちを告げた。

 今回ディズニープラスで新たに配信するのは、約2時間半の東京ドーム公演のほか、公演直後に撮影された特別インタビュー映像などの未公開シーンを新たに加え、さらにライブ配信の時よりも高画質高音質となる特別版。そして、本作は日本だけでなく、全世界(中国本土を除く)でも配信される。

 『Yuzuru Hanyu ICE STORY 2023 “GIFT” at Tokyo Dome』特別版は、ディズニープラスにて近日配信予定。

『Yuzuru Hanyu ICE STORY 2023 “GIFT” at Tokyo Dome』特別版より (C)2023 GIFT Official ディズニープラスにて近日配信予定