俳優の和田雅成が31日、都内で行われた「映画刀剣乱舞-黎明-」初日舞台あいさつに、主演の鈴木拡樹、共演の荒牧慶彦、梅津瑞樹、佐藤たかみち、山本涼介、定本楓馬、小西詠斗、本田礼生、玉城裕規、メガホンをとった耶雲哉治監督とともに登壇した。

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■和田「まさかのギャルとともに出陣するとは思わなかった」

本能寺の変”にて、刀剣男士たちと織田信長羽柴秀吉ら戦国武将が絡み合い、衝撃の結末を描き出し、興行収入9.5億 円の大ヒットを記録した前作『映画刀剣乱舞-継承-』(2019)から4年――戦いの舞台を“現代”へと変え、スケールアップした本作。

ステージに登壇したへし切長谷部役を演じる和田は「まさかのギャルとともに出陣するとは思わなかったんですけど、おかげで14時間かけて東京に来たらお尻が小さくなりました」とあいさつし、「どういうことですか?よろしくお願いいたします」と笑顔であいさつし、「どういうことですか?」と自らを突っ込んで笑わせた。

■今作でのこだわりは“誉長谷部”「今回は1撃の重さを意識しました」

また、前作からの変化や、今作でのこだわりを聞かれた和田は「前回とは違う誉長谷部をかなり意識して、殺陣も前回は重心が高いイメージだったんですけど、今回はどしっとしたに落として、1撃の重さを意識しました」と打ち明け、「全然関係ないんですけど、前回公開日が1月18日長谷部の刀帳番号(118)だったんですよ。今日は何の日か知ってます?おめでとう長谷部!本当に持ってるなあって思いました。今日はプロデューサーさんの誕生日ということでおめでとうございます」とにっこり。耶雲監督は、和田が前作と比べ成長したとアクション監督と話していたことを明かし「現場での立ち居振る舞いも完全にスター!現場で座らないんですよ。伝説のスターなんじゃないかって」と表現しつつ、「和田くんが座ってくれないと周りの人も座っちゃいけない感じに…」といじると、和田は「ややこしいやつじゃないですか(笑)」と苦笑して笑いを誘った。

さらに、本作の注目ポイントをフリップに書いて発表する企画も行われ、“4Dバス”と書いた和田は「4Dで揺れたり、桜のときは匂いを感じたりするので、ぜひ4Dでも体験してほしいなって思います」とオススメ。すでに4Dで本作を体験したという耶雲監督は「ちゃんとバスのエンジンの振動と路面の揺れというのを再現しておきました。なので、アクションファンの方はもちろん、剣圧とかで風を感じられると思うんですが、高速バスファンの方の要望にも応えられていると思います」と珍アピールをした。

◆取材・文=風間直人

和田雅成/撮影=風間直人