
どんな形状のドアでも開けることができる賢い猫はいるが、閉めることに関してはおざなりになってしまうことが多い。
だが、我々の想像以上に賢く、手先も器用なアライグマは、閉めることだってできるのだ。
このアライグマ、下水道に隠れようとしたのだが、ただ入るだけじゃなく、横に置いてあったマンホールの蓋を手で持つと、下水道に入った後にきっちりと閉めていったのだ。
アメリカやカナダ、メキシコに生息するアライグマ。その知能の高さと手先の器用さ故に、外来種として世界中に生息域を広げ、定着しつつある。
そんなアライグマの知能の高さがわかる動画が紹介されていた。
蓋が開いていた下水管を見つけたアライグマは、その中に隠れようとしていたようだ。だがただ中に入るだけじゃプライバシーは守れないと思ったのだろうか?
横に置いてあるマンホールの蓋に手を伸ばした。
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マンホールの蓋を下水管の穴に乗せると、その隙間から体を入れる。

完全に入った後は、きっちりとマンホールの蓋を閉めていったのだ。

なんて賢いんでしょう。というかマンホールの蓋って結構重いはずなのに、力持ちでもあるんだな。
もしかしたらこのマンホールの蓋を開けたのもアライグマで、こうして逃走ルートを作り出していた可能性もなきにしもあらずだ。
He just needs some privacy.. 😅 pic.twitter.com/njqbdiQxXN
— Buitengebieden (@buitengebieden) March 15, 2023
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アライグマは前足の感覚がとても発達していて、手で物を触って調べることができる。木登りや泳ぎなんかも得意だ。
雑食性でなんでも食べるのだが、食べ物を探すときには様々な知恵と工夫を凝らす。
人間の食べ物を手に入れるために、窓を開けたり、鍵を開けたりすることもできる。また、水位を上げればエサが手に入るという因果関係を理解して、石を水に落としたり、容器をひっくり返したりすることもできるんだ。
アライグマはその高い知能で、環境に順応する術をもっており、いろいろ悪さもするんだけども、アメリカでは憎めない存在として、受け入れられているようだ。

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